
今日は、スキャッティ・オーク(Schiatti Oku)、コンブリオ(Conbrio)のドレスシャツ(ワイシャツ)を取り上げます。
Schiatti Oku(スキャッティ・オーク)
スキャッティ・オークの母体は、1959年創業の東京奥平。あのヴァン・ヂャケット(VAN Jacket)にシャツを納入していたそうです。
1978年のヴァン・ヂャケットの倒産後、ヴァンのスタッフが加わって設立されたのが、このスキャッティ・オーク。日本のシャツを支えてきたメーカーのひとつと言えるでしょう。
Conbrio(コンブリオ)
スキャッティ・オークにはいろいろなブランドがあるのですが、コンブリオ(Conbrio)はその中の最高品質ブランド。今日は、特にこのコンブリオのシャツを中心に取り上げます。
コンブリオのシャツは、どちらかと言うとヨーロッパ的な仕様のものが多いです。大部分のシャツに、袖口や背中に手の込んだギャザーが施されているのが特に目につく特徴。
あと、スキャッティの中で一番クラシックでセンスがいいのが、このコンブリオのシャツと言えるかな。
コンブリオについてのAll Aboutの倉野路凡氏の記事も、いろいろ参考になりますよ。
ボタンダウンシャツ
まずはこのブログの主役、ボタンダウンシャツ。ロイヤルオックスフォード地とドビークロス地のものがあります。
ロイヤルオックスフォードは、普通のオックスフォードとはかなり雰囲気の違う高級感のある生地です。
ギンガムチェックは、アメトラ(アメリカン・トラッド)やアメカジを感じさせる柄です。近年人気が復活してきました。
ビジネス向きとは言えませんが、カジュアルではかなり使い勝手のいい柄です。



レギュラーカラー(ストレートカラー)シャツ、セミワイドカラーシャツ
レギュラーカラー(ストレートカラー)は、いろいろなスーツに合わせやすい襟です。アメトラにもブリティッシュにもクラシコイタリアにもOK。
レギュラーカラーと言っても、実はちょいセミワイドくらいの襟がネクタイと合わせやすいですよ。コンブリオのレギュラーカラーは、そんな襟。セミワイドのものも、レギュラーカラーっぽい。
生地は、生地感のあるピケと、最も一般的なドレスシャツ生地であるブロード(ポプリン)。



タブカラーシャツ、ラウンドカラーシャツ
タブカラーは、ネクタイをした襟元がピタッと纏まるシャツ。アメトラとの相性も悪くないと思います。
一方ラウンドカラーもクラシックな襟型なのですが、どういう着こなしと特に相性がいいのかな? いつか勉強しときます(汗)。


ワイドスプレッドシャツ、クレリックシャツ
ワイドスプレッドシャツ、特に襟が大きめのものは、クラシコイタリアやブリティッシュ風のスーツとの相性がいいです。
ダブルカフス(フレンチカフス)のものもあります。




クレリックシャツは、現在最も人気のあるシャツと言っていいでしょう。とは言っても、ポッと出のシャツではなく(笑)、伝統的な仕様のシャツなのです。
シャンブレー地のシャツ
シャンブレーはデニムっぽく見えますが、デニムよりもずっと薄手の着やすい生地です。ボタンダウンとワークシャツがあり、いずれもアメリカっぽい仕上がり。
リネンのシャツ
リネン(麻)は、春夏向きの涼しげな肌触りの野趣に富む生地。ボタンダウンのものとワイドスプレッドのものがあります。
ボタンダウンのものは、台襟のないいわゆるワンピースと呼ばれる仕様。ネクタイをしなくても格好よく纏まる仕様で、近年人気があります。ネクタイを合わせることもできます。




パープルレーベルのシャツ
コンブリオのシャツには実は2種類ありまして、上記のシャツはすべて通常ラインのグリーンレーベルのものでした。
パープルレーベルは、コンブリオの最高グレードライン。東京下町の熟練した少数の職人によって、一枚づつ丹念に作られているとのこと。
こちらのシャツは、200番手というかなり繊細で上質の生地を使用しています。ボタンダウンのものと、ワイドスプレッドのものがあり。


その他
コンブリオ以外にも、スキャッティ・オークのブランドはいろいろあります。
とても種類が多いのですが(汗)、老婆心ながら今「避けるべき」シャツの特徴を以下に挙げてみます。
- ドゥエ・ボットーニ(第1ボタンが2つ)のシャツ
- ボタンホールに色のついた糸を使っているシャツ(特に白地のシャツで)
- 2枚襟のシャツ、襟に変なステッチの入ったシャツ
必ずしもこういうシャツが悪いシャツとは限らないのですが、どんな系統の着こなしをするにせよ、今は選ばないほうが賢明だと思いますよ(政治家のクール・ビズでよく見るような…)。
バイアスカット(斜めストライプ柄)も、合わせる服をかなり選ぶシャツでしょうね。
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