もうさすがにNGな流行遅れファッション、とな?

流行服: 洒落者たちの栄光と没落の700年

たまには下世話(?)な話題も取り上げましょう。今日はこの記事。

「最先端の流行は知らなくても、“古い” とは言われたくない」。誰しも少なからずはそう思っていることでしょう。そこで今回はメンズファッションバイヤー、ブランドプレス、デザイナーの3人に「これはもうさすがにNG!」というスタイルを4つ挙げてもらいました。

それでは以下に1つずつ言及していきます。

ブーツカットパンツ

ブーツカットのようなフレア系のパンツも、特性を理解して穿くなら今穿いても構わないですよ。例えばバイカースタイルにブーツカットジーンズはよく合います。また、モードの世界でもある程度復活しそうな兆しがあるようです。ただ、やはり今は80年代(1980年代)的なテーパードパンツが主流なので、流行的に正反対のフレア系のパンツが難しいのは確か。

今は2000年代のように「足を長く見せたい」といった安易な気持ちで、ブーツカットを取り入れるべきではないでしょう。実は今主流のスキニーも、ブーツカットと同じく流行に関係なく気軽に穿けるパンツではないと考えます。

ちなみに、保守的なトラッド志向の人は、フレア系のパンツをほとんど穿かないだろうと想像します。オクスフォード・バグズみたいなのはともかく。

トンガリ靴

今は完全にショートノーズの靴が主流なので(これも80年代風といえる)、流行的に正反対のトンガリ靴は難しいといえます。といいますかコンサバな人は流行はどうであれ、トンガリ靴を履くべきではないと考えます。

ここで問題なのが、どのくらい長ければ「トンガリ」なのかということ。諸説あるでしょうが、個人的にはエドワード・グリーンEdward Greenの木型(ラスト)808以上のロングノーズは必要ではないと思うなぁ。808よりも長ければ即トンガリ靴というわけではないですけど。

ドゥエ・ボットーニのシャツ
David Bowie: Hunky Dory / デヴィッド・ボウイ: ハンキー・ドリー

第1ボタンが2つあるシャツで、必然的に台襟が高くなります。今は台襟の低いシャツが主流なので(これも80年代風)、ドゥエ・ボットーニは流行的に正反対になるわけです。やはり難しい。

ドゥエ・ボットーニ自体は必ずしもダメなアイテムではないと思いますよ。70年代にデヴィッド・ボウイが着ている写真を発見しました。ただ、やはりいつの時代でも着られる無難なアイテムとはいえないでしょうね。

見ていて一番つらいのが、ドゥエならぬトレ・ボットーニ(ボタン3つ)、色糸・色ボタン、変わり襟、クレリック、ヘンな裏地、ボタンダウンなどなど、仕様の「全部盛り」状態に陥ったシャツ。クール・ビズCool Bizの定番シャツになってしまっている感がありますけど、ここまで行くと趣味が悪いとはっきり言い切っちゃいます。

実は10年前にはすでに服好きなら誰もドゥエ・ボットーニのシャツを着ていなかったはずなのですが、意外に一般紙ではこれまでこの手のシャツを揶揄する記事があまりなかったと認識しています。今回のSPA!の記事で風向きが変わるでしょうか。

ゴツめのウォレットチェーン

バイカーのようなハード系アメカジの人ならいいんじゃないですか。もともと私は興味がないアイテムだったので、特にこれといって言うことはないなぁ。

この中ではウォレットチェーンがちょっと浮いている気がしますが、他の3つは2000年代前半を否定するアイテムなのかなと。今年の夏のクール・ビズのシャツはどうなるでしょうか……。

それでは。

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