ピッティ・イマジネ・ウォモ(Pitti Immagine Uomo)は、イタリアはフィレンツェで毎年2回開催されるメンズファッションの見本市。世界中からファッション関係者が買い付けのために集まってきます。コンサバスタイルのためのファッションショー的な一面もあるといえるかな。
2016年春夏の見本市が先日まで行われていましたので、その様子を見てみましょう。モードのショーと違って、実際にすぐ活用できそうな現実的な提案ばかりです。いまならセールで来年ぶんの先取り買いができるかも。
それでは、いつも頼りになりますビームス(Beams)の中村達也氏の記事から。
今回は、気になる部分を箇条書きでまとめてみます(私が勝手に太字にしました)。まずは色から。ちなみに「アズーロ・エ・マローネ」というのはイタリア語で「青と茶」のことです。
コンサバスタイルの場合はデザインの変化は大きくないので、新鮮さを表現するためには特に色遣い・柄遣いが重要なのです。
- 「ブルーのトーンは引き続きトレンドの中心」「ブルーとホワイトを掛け合わせてコントラストをしっかり出す提案が多い」
- 「白に近いかなり淡いベージュ系も多く提案」
- 「ブルーとベージュは、かなりクリーンなイメージで提案されている」
- 「アズーロ エ マローネも引き続き提案」
- 「派手な色柄の提案が少ないのは、秋冬からの継続的な流れ」
- 「唯一目立ったカラフルなカラーがピンクやレッド」
- 「グリーンもトレンドカラー」
次は、シャツについて。
- 「カジュアルシャツは相変わらずデニムやシャンブレーの流れが継続」
- 「ブルー系のプリントシャツも多い」
- 「派手な色柄のチェックシャツの提案が少ない」
次は、アウターウェアやテーラードジャケットについて。
- 「ミリタリーテイストのアウターがとても多い」
- 「バルカラータイプスプリングコートの提案」「チェックのバルカラーコートには注目」
- 「ジャージジャケットの提案が再び」
というわけで、ブルー系を中心としたシックな色遣いというのがキモでしょうか。あまり変化がなさそうな中で気になったのがこれ。
新しいところでは、アフリカをテーマした提案が多い印象です。昨年から少し見られる傾向で、カモフラ、ボタニカル、ネイティブに続く新たな提案ですが、どのようなアイテムでどのように落とし込むかが、このテイストがトレンドとして広がっていくポイントではないかと思います
こういう雰囲気の服、実は私は嫌いではないのです。アフリカとはちょっと違いますが、アメトラの世界でもバティック(ろうけつ染め、ジャワ更紗)柄は使われますし。もっとも、日本人に合うかどうかはよく分かりません。
以上、これからもまだ続くセールでの買い物に活かしてみてください。
それでは。
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