
今日は、Cluel Homme(クルーエル・オム)という雑誌をご紹介します。
以前ご紹介したMen's Fudge(メンズ・ファッジ)という雑誌に雰囲気が似ているのですが、それもそのはずで、かつてFudgeなどの雑誌の編集を担当していた人たちが新たにザ・ブックス・パブリッシング(The Books Publishing)という会社を設立し、刊行した雑誌なのです。

最新号の10月号が第2号で、この号より月刊化されました。今号はロンドン特集ですけど、基本的にはこのCluel Hommeもフレンチ志向の雑誌といえるでしょう。第1号はパリ特集でしたし、そもそも “homme” という単語はフランス語ですし。
最近のMen's Fudgeはコンサバ度・トラッド度が後退してきた感がありますので、20代くらいのコンサバ寄り・トラッド寄りの人向け雑誌としては今はこちらのCluel Hommeのほうがオススメできます。もっとも、オジサン向けの内容ではありませんし、いまいちコンサバっぽくない着こなしも少なくありませんが。

今の20代くらいの人にガチガチのトラッドな格好はあまり現実的ではないと思うんですよ。この雑誌くらいの遊び心を取り入れたほうがお洒落っぽく見えやすいと思います。例えば、パンツのシルエットとか丈とか。
ちなみに、女性向け雑誌のCluel(クルーエル)も、トラッド好きの男性が読んで楽しめると思いますよ。トラッドスタイルの女性がとてもかわいいのです。ただ、日本人が着るとちょっと雰囲気が変わりそうなのは否めないですねぇ(これはCluel Hommeのほうにもいえますが)。
それでは。
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この記事へのコメント
栄造
今まで全く服に無頓着だったのが、こちらのブログがきっかけで、トラッド(というか服そのもの)が好きになりました。いつも楽しく拝見し、勉強させていただいております。
>ちなみに、女性向け雑誌のCluel(クルーエル)も、トラッド好きの男性が読んで楽しめると思いますよ。トラッドスタイルの女性がとてもかわいいのです。ただ、日本人が着るとちょっと雰囲気が変わりそうなのは否めないですねぇ
今クルーエルを編集している方が手がけていた時期(2014.8~2015.2くらい?)のvikkaという雑誌では、クルーエルと似た感じでトラッドな雰囲気の着こなしを、日本人のモデルさんがしています。
たしかに多少雰囲気は変わりますが、それでもトラッドの持つ良さは感じられてすてきです。
すでにご存知だったりご興味がなければ恐縮ですが、古本などでバックナンバーは入手可能ですので、ご参考までに…
余談ですが、このスタッフの方が手がけているトラッドの記事を読んで感じたこととして、男性誌でトラッドを特集するとどうしても思い出話とか薀蓄とかが多くなりがちで、着こなしも「通ならではのヒネリ」みたいなものが多くて参考にしづらいなあという印象が多いのですが、そういったヒネリやコスプレ・パロディー感なく自然な、ある意味真正面な着こなしを紹介しているのが魅力だなあと思いました(ただ、Fudgeでトレンチコートの薀蓄を紹介していたのは「硬派だなあ…」と思いました)。同じようなバランス感で男性版もあったらいいなあ、と思います。
blackwatch
女性雑誌ですと、最近の私はFudgeやCluel、それにvikkaをしばしば立ち読みしています。なるほど、確かにvikkaは日本人っぽいモデル中心ですね。また、このへんの雑誌は編集者がグルグル入れ代わり立ち代わりしているのですね。
モデルについて思うのが、人種というよりも「頭の小ささ」です。頭の大きさで着こなしの雰囲気が大きく変わると考えていますので、特に女性雑誌の外国人モデルの頭の小ささに感心してしまいます(もちろんこれは男性服にもいえることなのですが)。vikkaの日本人っぽいモデルも遜色ないですね。
ちなみに、これらの雑誌はどうやら電子化されていないようで、そのへんが不便に思いました。