今日は、クオディ・トレイル・モカシン（クオッディ、Quoddy Trail Moccasin）の革靴（靴）、キャンプモカシン（キャンプモック）、デッキシューズ（ボートモカシン）、ブーツを取り上げます。《最終更新日: 2013年7月9日》
Quoddy Trail Moccasin（クオディ・トレイル・モカシン、クオッディ）
クオディ・トレイル・モカシンは、1909年創業のアメリカはメイン州のモカシン靴ブランド。近年は、単純に「クオディ」という社名になったのかな。
メイン州は昔は靴づくりのメッカだったのですが、近年は以前ほどの活気はなくなっているようです。そんな中でもクオディ・トレイル・モカシンはメイン州にて昔ながらの製法で靴をつくり続けており、いまのこの地方を代表する靴ブランドのひとつではないでしょうか。
こちらは、クオディの工場の様子を撮影した映像です。
甲革（アッパー）、靴底（ソール）の種類など
甲革（アッパー）の種類はいろいろありますが、一番多く使われているのがホーウィン（Horween）社のクロムエクセル（Chromexcel）というレザー（皮革）。ホーウィン社といえばオールデン（Alden）などでおなじみのシェル・コードバンが有名ですけど、クロムエクセルも負けず劣らず有名でして、いろいろなブランドに採用されている頑強な皮革なのです。その他スエード（スウェード）などもあります。
靴底（ソール）は基本的にはゴム（ラバー）で、キャンプソールとボートソールが代表格。その他、ビブラム（ヴィブラム、Vibram）社の靴底も使用しています。
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キャンプモカシン（キャンプモック）
まずは、クオディらしく親しみやすいキャンプモカシン（キャンプモック）をご紹介。
Blucher 501（ブルーチャー）は、3アイレット（鳩目が3組）のモカシンシューズ。甲革はスムースレザーもしくはスエードで、キャンプソール仕様。基本モデルです。
こちらは、トラッドな雰囲気を醸し出すキルトが付いたBlucher。機能的なビブラムソールを採用しています。このキルトは着脱可能なはずです。
こちらは、味のあるデニム地を使用したBlucher。白いステッチにも注目してください。キャンプソール仕様。
Maliseet Oxford 4501（マリシート・オックスフォード）は、4アイレットのモカシンシューズ。このデザインだと、いわゆるUチップに近いかな。こちらは、デニムもしくは（おそらく）ワックスコットンとのコンビ仕様のMaliseet Oxford。ラギッド感がよく表現されています。ビブラムソール仕様。
Venetian 410（ベネシャン、ヴェネシャン）は、シンプルな意匠のいわゆるベネシャン型のスリッポン。気軽に履けるキャンプモカシンとして、これはかなりオススメです。キャンプソール仕様。
デッキシューズ（ボートモカシン）
次は、近年高い人気を誇るデッキシューズ（ボートモカシン）。クオディのデッキシューズは、ちょっとラギッドな雰囲気がありますね。
Canoe Moc（カヌー・モック）は、1アイレット（鳩目が1組）のデッキシューズ。通常このモデルはキャンプソールを装備しているのですが、ボートソール仕様が出ました。
こちらは、一見昔ながらの製法の素朴な革底の靴に見えますが、実はビブラム社のラバーソールを装備しています。この手のクラシックな見た目の靴は新鮮で、それでいてラバーソールなので実用的なのです。今季の一番の注目靴でしょう。
レースアップブーツ（編み上げブーツ）、チャッカブーツ（チャッカーブーツ）
次は、本格的なブーツをご紹介。これもクオディ・トレイル・モカシンの得意な靴です。
Grizzly Boot（グリズリー・ブーツ）は、編み上げブーツ（レースアップブーツ）。ラギッドな着こなしにバッチリ合います。ビブラム社の特製ソールを装備しています。
Kennebec Chukka（ケネベック・チャッカ）は、チャッカブーツ（チャッカーブーツ）です。爪先の補強革がラギッドですね。ビブラムソール仕様。
Sipayik Midcut Monk Strapは、いわゆるリングモカシンのチャッカブーツ型。迫力満点の仕上がりです。ビブラムソール仕様。
その他
その他のクオディ・トレイル・モカシン（クオッディ）のモカシン靴は、こちら。
他の記事も……
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追記
- （2010年5月7日）2010年春夏最初の更新。
- （2010年11月8日）2010年度秋冬最初の更新。
- （2011年8月2日）2011年春夏最初の更新。
- （2012年5月17日）2012年春夏最初の更新。
- （2013年7月9日）2013年春夏最初の更新。
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