今日は、リプロダクション・オブ・ファウンド(Reproduction of Found)の靴、スニーカーを取り上げます。《最終更新日: 2019年1月14日》
Reproduction of Found(リプロダクション・オブ・ファウンド)
リプロダクション・オブ・ファウンドは、日本のVitaという会社のEye Foundという部門が企画している2016年に誕生したスニーカーブランド。各国の軍隊のトレーニングシューズを現代的に再現しています。軍隊のトレーニングシューズは意外に格好良いのですよ。スロバキアやルーマニアなどでつくられています。
この手のミリタリートレーナーの長所のひとつは、ブランド名が見た目では分からないところ。ブランドを誇示したくない人にも向いています。コンサバスタイルに合わせやすそうなデザインも良いですね。
German Trainer(ジャーマントレーナー)
この中で一番有名なのはジャーマントレーナー(German Trainer)の1700Lでしょう。1980年代のドイツ軍のトレーニングシューズの復刻版で、ファッションデザイナーも取り上げたことで有名になりました。改めて見るとやはり着こなしに合わせやすいと思いますよ、こいつは。
1700Sは、1700Lの全面スエード(スウェード)版です。
1740SLは、屋外向けのモデル。イボイボのジョギングソールが付いています。かかとがめくれ上がっていますので、ドライビングシューズにしてもよいかも。
1703Lは、German Trainerのベルクロ(面ファスナー、マジックテープ)版。革靴でいうところのモンクストラップでして、着脱も容易でしょう。
ジャーマン・パイロット(German Pilot)は、空軍用のトレーニングシューズ。ハイカットでご覧のとおりスタイリッシュな仕上がりです。
German Slipper(ジャーマン・スリッパ)は、サンダルというかサボというか、そういう靴。実際にはこういう靴はなかったようですが、お気軽に履けるのがうれしい。甲にゴムが入っていまして、スリッポンとして履けます。
French Trainer(フレンチトレーナー)
どうやら一番人気なのが、1990年代のフランス軍仕様であるフレンチトレーナー(French Trainer)。種類はいろいろありますが、いずれも複雑な独特の切り替えが特徴です。これもやはり機能的な意味があるのでしょうか。美しい色遣いにも注目してください。
1330FSは、1300を靴紐のないスリッポン型にしたモデル。実際にはこのようなトレーニングシューズはなかったようですが、着脱が容易な便利な靴といえます。
1381FSは、1300をハイカット化したモデル。迫力のある仕上がりです。
British Trainer(ブリティッシュトレーナー)
ブリティッシュトレーナー(British Trainer)の1800FSは、1990年代のイギリス軍のものだそう。アースカラー中心の色遣いで、アウトドアっぽい雰囲気といえます。1800CSはコーデュラ(Cordura)ナイロンを使用。
Italian Trainer(イタリアントレーナー)
イタリア軍用のイタリアントレーナー(Italian Trainer)もありまして、3000Cは1990年代のスリッポン型のモデル。これはなかなか今っぽいではないですか。堅牢なコーデュラ(Cordura)ナイロンを採用しています。
3500Lは、1980年代のイタリア海軍のトレーニングシューズ。キレイめの着こなしに合わせやすく仕上がっています。
3300CSは、1990年代に使われていたトレーニングシューズ。ローテクなつくりが印象的なミッドカットです。
Canadian Trainer(カナディアントレーナー)
意外に格好良いのが、1990年代のカナダ軍用のカナディアントレーナー(Canadian Trainer)の1000FSL。ミニマルな雰囲気で良いではないですか。
1000LSは、1000の皮革(レザー)版。とにかく着こなしの幅の広そうな仕上がりといえます。
Russian Trainer(ロシアントレーナー)
ロシア軍の服はいまひそかに(?)盛り上がっているようですが、Russian Trainer(ロシアントレーナー)もあります。5400SLは、1990年代のトレーニングシューズ。レトロなアディダスみたいなデザインが魅力です。
5400FSLは、5400にコーデュロイ(コール天)地を採用したモデル。粋でお洒落な仕上がりといえます。
USネイビーミリタリートレーナー
アメリカ海軍用もありまして、それがUS Navy Military Trainer(USネイビーミリタリートレーナー)。5500Cは、1940年代のトレーニングシューズとのこと。まさに古典的なデザインです。コーデュラ・ナイロンを採用して機能的な仕上がりに。
5851Cも1940年代のトレーニングシューズで、これはまさにデッキシューズ(ボートシューズ)というデザイン。コーデュラ・ナイロンを採用しています。
Swedish Military Trainer(スウェディッシュミリタリートレーナー)
スウェーデン軍用のSwedish Military Trainer(スウェディッシュミリタリートレーナー)も出ました。1600FSの不思議な切り替えの意匠は、スウェーデンらしいストイックさ(?)を感じます。
その他
そのほかのリプロダクション・オブ・ファウンドのミリタリートレーナーやスニーカーは、こちら。
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追記
- (2017年1月31日)2016年度秋冬最初の更新。
- (2017年8月6日)2017年春夏最初の更新。
- (2019年1月14日)2018年度秋冬最初の更新。
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