今年新しくできた国立新美術館の企画展、「スキン+ボーンズ」に行ってきました。いちおうウチは服のブログなので、こういう話題もたまには取り上げないと。
本展は現代の建築とファッションを併置し、それらに共通する特徴を、思想、表面、構成、テクニックなどを切り口に、視覚的に検証するという、いままでにない試みを行います。
展示物のファッションと建築はイマイチ噛み合っていないような気もしましたが(汗)、少なくともファッションについてはなかなか面白かったですよ。
ファッションについてはほとんどすべてレディースの服でしたが、私はモードについてもレディースの服についても門外漢(?)なので、新鮮な気持ちで楽しめました。
まず印象に残ったのは、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の黒いマントみたいなドレス。
動画で見たほうが格好いいかな。
ヴィクター&ロルフ(Viktor & Rolf)の『ロシアン・ドール』("Russan Doll")は、名前のとおりあのマトリョーシカ人形みたいに服を積み重ねていくドレス。これが完成型で、寝袋みたい? 薔薇の飾りが素晴らしい。
ヴィクター&ロルフは『ブルースクリーン』というコレクションも面白くて、いわゆるブルーバックの合成を使っています。写真だけじゃぜんぜん面白さが分からないな。まあ、ある意味反則の手法なんですが(汗)。
というわけで、服とアートが好きな人なら、十分楽しめる企画展だと思いましたよ。
男性の服と女性の服
ところで話は大きく変わりますが、はてなブックマークで話題になっていたこの記事。
内容は実は脱オタとはあまり関係がなくて、要するに「男の服は女の服よりも種類が少なくてつまらない」という記事。
今日のような企画展を観ますと、確かにそう言えなくもないかな。女性の服には、何と言っても「ドレス」という服があるのが素晴らしい。芸術的な想像性をかき立てられる服だと思います。
男性の服で対応するのはタキシードあたりでしょうが、これ、つまらない服だと思いません? 私はあまり着たくない。まあ、基本的に女性のドレスを引き立てるための服みたいなので、しょーがないのか。
ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)死去
そう言えば、ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)がお亡くなりになったそうで。やはりあの体型が、死期を早めたのかな…。
謹んで哀悼の意を表します。一世を風靡した「ミラノの3G」もご存命なのは、ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)ひとりだけ。
それでは。
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この記事へのコメント
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ほとぼりがさめたようなのでコメントします。
(こちらのブログではたまーに、色に関するコメントをしています)
blackwatchさんの分析しているように、
元を正せばあの文章は単なるグチみたいなものです。
なんであそこまで注目されたのでしょうかね?個人的にもびびってます。
あまり出来の良くない文章なのに。(たしかに切り口とかで意匠をこらしましたが)
えー、あと半袖のブルゾンがもしあれば紹介お願いします。
ネットで調べてもSHIPSとか丸井のNICOLEなどの10代向けしかないようなので…
(まず無いと思いますが)
blackwatch
はてな匿名ダイアリー(いわゆる「増田」)への書き込みは、なぜか結構目立つみたいですよ。それに「脱オタ」という言葉に敏感な人が、はてなには特に多そう(笑)。
半袖ブルゾンについては、むかーし私もないかなぁと思っていたことがありました。貧弱な身体を隠したいというのが、主な理由。
今ググッてみた感じでは、このLevi'sのEJブルゾンくらいしか見つからなかったですね。まあ、定番的なアイテムではありませんから。
http://www.casual.co.jp/levis/72101.htm
どうしても気に入ったものがないようでしたら、適当な長袖ブルゾンを半袖にお直ししたほうが早そう。