今日は、アイビーについてのこの記事。
独創的なキュビスムを生み出したパブロ・ピカソだって、基本を経て前衛的な技法に辿り着きました。数学やスポーツも基本を学んでから応用へ進みます。そんな風に考えると、ファッションも基本が重要。いきなり自己流を編み出そうというのは、無理な話です。基本を踏まえてこそ、真のお洒落が楽しめるのだと思います。では、メンズカジュアルの基本とは何でしょう? ガイドはアイビースタイルこそ、大人の男性が心得ておくべき型だと思うのです。
何だかこそばゆいなぁ。いや、私のことを褒められているわけではないのですけど(汗)。
まあ、確かに服装の基本を学びやすい系統のファッションだとは思います。カジュアルからドレスまで一応揃っていますし。あ、アイビーについて学ぶなら、『絵本アイビーボーイ図鑑』をどうぞ。
それに今後の流行(トレンド)を考えると、アイビーやアメトラ(アメリカン・トラッド)についての知識は必須になってくるでしょうね。今話題のトム・ブラウン(Thom Browne)だって、ひと言で言うと「着丈とパンツ丈の短いアイビースタイル」でしょうし。
ちなみにファッション用語としての「アイビー」は、和製英語だと思います。1950年代~1960年代くらいに、アメリカのアイビー・リーグ(要はエリートの行く大学)に通っていた学生が着ていた服に影響を受けたファッションのこと。
というわけで、オヤジが昔のアイビーそのままのファッションをするのは、ちょっと若作りになりますな。でも、近頃のオヤジはみな若作り気味なので、ちょうどいいのかも(?)。最近は、オヤジになってもジーンズにスニーカーって格好ばかりだし、カジュアル時に革靴を履く人も少なくなったし。
Lacosteの記事を更新しました
本日の更新は、以下の記事でございます。
はい、何も言うことはありません。まさに一家に一枚(数枚?)の名品でございます。
それでは。
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この記事へのコメント
k-d-hide
手元にある『ストリートファッション1945-1995』っていう本には
「石津らVAN関係者は(中略)アイビーこそが正しいお洒落な服装だという根拠のないイデオロギーをまき散らした」
と、かなり否定的に書かれていますし、そのアイビーとて、元をただせば「アメリカントラッドを、大学生たちが自分の生活スタイルに合わせて着崩したもの」なわけですから(自分はそう解釈しています)、本当の基本となるとアメトラ、さらにその源流のブリティッシュトラッドにまで行き着くのかなと。
とはいえ、あくまで「カジュアル」として見た場合は、少なくともここ日本においては「アイビーが基本」と言っても間違ってはいなさそうですが。
でも、カジュアルも幅が広いですから、人によっては「Tシャツ、ジーンズ、スニーカーorブーツが基本だ」という人も居れば「フレッドペリーのポロにミリタリーコート、足元はドクターマーチンのブーツが基本だ」という人も居るでしょうね。
blackwatch
「アイビーこそが正しいお洒落な服装」だなんてことを言うと、イギリス人やフランス人が困ってしまいそうですね(汗)。まあさすがに、今はそういう偏見を持っている人は少なくなったようですが。
仰るとおり、紳士服の源流はブリティッシュなのでしょう(女性服はフランスか)。で、カジュアルウェア(≒若者向けファッション)の源流は、(日本に限らず)かなりの部分がアメリカなんだろうなと思います。
1950年代のアメリカ黄金時代に、アメリカの若者文化は世界中を席巻しました(それ以前には目立った若者文化はなかったと思う)。ロックンロール(エルヴィス・プレスリー)、ハリウッド映画(マーロン・ブランド、ジェームズ・ディーン)、等々。イギリスのモッズやパンクだって、それらの子孫と言えるでしょう。
あと、アイビーは「エリート」のファッションなのが特徴かな(忘れがちな重要な特徴)。モッズやパンクは「悪ガキ」のファッションですから。勤め人の私としては、エリートの服のほうが悪ガキの服よりも着やすいです。
まあいずれにせよ、今どきアイビーガチガチなのは「コスプレ」になっちゃいますよね。21世紀らしさ、大人っぽさを演出したいところ。