2008年春夏パリ、ミラノのメンズコレクションを見てみる (2)

2007年秋冬パリ、ミラノ、ニューヨークのメンズコレクションを見てみる (1): パリ・コレクション1981‐2000

というわけで、パリパリコレ)、ミラノ2008年春夏メンズコレクションmen.style.comの "TOP 10 SPRING LOOKS" という記事から振り返る企画、今日はその2回目です。6つめの項目から。

The Shawl Thing

タキシード等によく使われるショールカラーヘチマ襟へちま襟)のジャケット。冠婚葬祭フォーマルの印象が強い意匠ですが、カジュアルに着こなしています。

こちらは、イヴ・サン=ローランYves Saint-Laurentより。

Yves Saint Laurent The beginning of a Legend 1936~2000
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イヴ・サン=ローランについても、80年代っぽい雰囲気の着こなしが印象に残りました(そうでないのもありますけど)。ドロップショルダー(落ちた肩)のアウターが、特にそれっぽい。テーパードした太めのパンツと丈の短さにも注目です。

Flood Alert

今季も丈の短いパンツ、いわゆるクロップト・パンツが大人気。こちらは、コム・デ・ギャルソンComme des Garconsより。

Synth Rock

ナイロン等の化繊素材。こちらは、バーバリー・プローサムBurberry Prorsumより。

Light and Layered

淡い色で軽い生地の服の重ね着。こちらは、ボッテガ・ヴェネタBottega Venetaより。

Pajama Game

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雑誌プレイボーイPlayboyの発刊者ヒュー・ヘフナーHugh Hefnerのような(?)、パジャマ風の着こなし(笑)。

こちらは、プラダPradaより。細身のヒュー・ヘフナーって感じ。

こちらは、ジュンヤ・ワタナベJunya Watanabe渡辺淳弥より。ぜんぜんヘフとは違った雰囲気の、「健康的」なパジャマですな。

あとがき

このブログとして気になるのは、コンサバな着こなしに影響のあるような項目。特に、シルエットに関する事項かな。短期的な流行には、あまり興味がありません。

そういった意味で一番注目なのは、最初の "Hammer Pants"。プリーツの入ったパンツが店頭に多く並ぶのは、いつになるでしょうか? とは言っても、細身のパンツも平行して人気を持続するとは思います(アウターの今後のシルエットの変化のほうが実は気になる)。

クロップトパンツは、若い人はすでに穿いているのかな? まだ? 我々オヤジが極端に丈の短いパンツを穿くのは辛いですけど、踝(くるぶし)くらいの丈ならトラッドの範疇だと思います。いずれにせよ、裾をズルズルと引きずるようなパンツ丈は、流行から外れたと考えていいでしょう。

丈を短くするのがもったいないと思うなら(汗)、ジーンズやチノパンの裾を無造作に折り返してもそれっぽい気分が出ますよ。メンクラ等の雑誌でも、最近よく見ますね。

…というわけで、今後もファッションを楽しんでいきましょう。

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