というわけで、パリ(パリコレ)、ミラノの2008年春夏メンズコレクションをmen.style.comの "TOP 10 SPRING LOOKS" という記事から振り返る企画、今日はその2回目です。6つめの項目から。
The Shawl Thing
タキシード等によく使われるショールカラー(ヘチマ襟、へちま襟)のジャケット。冠婚葬祭(フォーマル)の印象が強い意匠ですが、カジュアルに着こなしています。
こちらは、イヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)より。
イヴ・サン=ローランについても、80年代っぽい雰囲気の着こなしが印象に残りました(そうでないのもありますけど)。ドロップショルダー(落ちた肩)のアウターが、特にそれっぽい。テーパードした太めのパンツと丈の短さにも注目です。
- Yves Saint Laurent Spring 2008 Mens (5/35): Menswear Fashion Show | Vogue
- Yves Saint Laurent Spring 2008 Menswear Collection | Vogue
Flood Alert
今季も丈の短いパンツ、いわゆるクロップト・パンツが大人気。こちらは、コム・デ・ギャルソン(Comme des Garcons)より。
Synth Rock
ナイロン等の化繊素材。こちらは、バーバリー・プローサム(Burberry Prorsum)より。
Light and Layered
淡い色で軽い生地の服の重ね着。こちらは、ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)より。
Pajama Game
雑誌プレイボーイ(Playboy)の発刊者ヒュー・ヘフナー(Hugh Hefner)のような(?)、パジャマ風の着こなし(笑)。
こちらは、プラダ(Prada)より。細身のヒュー・ヘフナーって感じ。
こちらは、ジュンヤ・ワタナベ(Junya Watanabe、渡辺淳弥)より。ぜんぜんヘフとは違った雰囲気の、「健康的」なパジャマですな。
あとがき
このブログとして気になるのは、コンサバな着こなしに影響のあるような項目。特に、シルエットに関する事項かな。短期的な流行には、あまり興味がありません。
そういった意味で一番注目なのは、最初の "Hammer Pants"。プリーツの入ったパンツが店頭に多く並ぶのは、いつになるでしょうか? とは言っても、細身のパンツも平行して人気を持続するとは思います(アウターの今後のシルエットの変化のほうが実は気になる)。
クロップトパンツは、若い人はすでに穿いているのかな? まだ? 我々オヤジが極端に丈の短いパンツを穿くのは辛いですけど、踝(くるぶし)くらいの丈ならトラッドの範疇だと思います。いずれにせよ、裾をズルズルと引きずるようなパンツ丈は、流行から外れたと考えていいでしょう。
丈を短くするのがもったいないと思うなら(汗)、ジーンズやチノパンの裾を無造作に折り返してもそれっぽい気分が出ますよ。メンクラ等の雑誌でも、最近よく見ますね。
…というわけで、今後もファッションを楽しんでいきましょう。
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