
今日は、雑誌メンズクラブ(メンクラ、Men's Club)の2007年8月号を読んでみます。
定番7割:トレンド3割
今月の大特集は、「『きもち上品』スタイルは、定番7割:トレンド3割」。まあ、言いたいことはよく分かるコピーですな。
頭の先から爪の先までまったく同じ着こなしを10年20年続けることも悪くないのでしょうが、そういう着こなしは往々にして数年のうちに陳腐化するか、はたまた「いつの時代もちょいダサ」な着こなしに陥りがちなのです。それなりに服に興味のある人なら、適度に流行を取り入れたほうが着ている本人も楽しいでしょうし。

気になった記事を、いくつかご紹介。
- ポケットチーフ「最旬テク」
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TVフォールドに食傷気味の方は、トム・ブラウン(Thom Browne)とブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のコラボでも採用されていたという、ワンピークはいかが? 三角形に見える挿し方です。
また、フォーマル用途だけどスリーピークスでは堅苦しいという方は、フォーピークスがオススメ。
- ドレス仕様のコットンパンツは「裾幅20cm」に「ダブル仕上げ」がキモ
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このネタはこのブログでも何回か書いていますが、ホントそのとおり。背の高い方なら、もうちょっと裾幅があってもいいと思いますが。
- チノパン以上に洗練度がアップするのはオフホワイトのパンツ
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とにかく今っぽく見せたいなら、白系のパンツは必須なのです。特に春夏なら白パンは定番ですので、流行遅れになる心配も不要。5ポケットパンツでもいいですよ。
- 袖まくりで、上品アピール
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ヨーロッパ人は、夏でも長袖シャツなんですね。暑ければ、袖をまくるのだ。
袖のまくり方が2種類紹介されていますが、"Modern" のほうのまくり方は寡聞にして知りませんでした。
- 茶系を使った「ブラウニー・マリン」に挑戦
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紺白ならぬ茶白のマリンスタイル(なのか?)が新鮮。ブラウンは、今季来季あたりとても気になる色です。
きもちリュクスな「お目立ちバック」が狙い目です
何だかLEON(レオン)っぽい見出しだなぁ(汗)。内容も、ちょっとLEONっぽい?
要するに、ちょっと大きめな鞄、特に小ぶりのボストンバッグあたりを普段使いするのが流行っていますよ、という記事。まあ、男がセカンドバッグみたいなちっちゃい鞄を持つのは、格好悪いとは思います。
おしゃれ上手たちの「衝動買い」「大人買い」「計画買い」
ファッション関係者が今季買ったものを紹介するという企画。セールの季節っぽい企画だなぁ。
内容については、取り立てて感想はないです。
メンズクラブはきもち上品な35歳男性の見方、だそうです
というわけで、先月から始まった新編集長による「35歳向け」のメンクラ、いかがでしたでしょうか?
表紙モデルはまだ櫻井君ですが、中身の主役は完全にロラン君になりましたね。櫻井君は、35歳どころか新入社員みたいだからなぁ。ロラン君は純粋な日本人ではないようですが、「メンクラ顔」(?)なので好感が持てます。
それにしても、今月号の一番最初の記事がイヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)のフレアシルエットのカーゴパンツだったのには、ちょっと参りました(汗)。6万7000円也。これは完全に、新編集長の趣味なんだろうなぁ。
…今月はこのくらいかな。また来月~♪
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この記事へのコメント
k-d-hide
もうスーツ特集以外の時は買わないでおこうかな。
何か、自分の好みからは完全に外れた感じですね。
そんな自分が最近「イイナ!」と思っている雑誌が「ライトニング増刊2nd」です。
内容はオトナのアメリカンカジュアルって感じですが、今月号の特集「旅スタイル」で「東京旅行スタイル」と銘打ってBDシャツやタッセルローファーを取り上げたり、数ヶ月前の「ジャケット特集」ではブルックスブラザーズを取り上げたり、先月号はラルフローレン特集だったりと、以外にアメトラ風味です。
アメトラとアメカジのミックススタイルですね。
しかもこの雑誌がいいのは「モデルがダサい」こと(笑)。
そのおかげでより「リアル」な感じの着こなしになっていて、非常に好感が持てます。
blackwatchさんも一度立ち読みされてみては如何でしょう。
blackwatch
2ndについては、以前他の方からもコメントをいただいたことがあります。いろいろあって取り上げていませんでしたが、そろそろ取り上げる予定です。
ただ、微妙に内容は私の好みではないんですよね。いい線は行っているとは思いますが。
あと、Amazonで取り扱って欲しいところ(この雑誌、イマイチ入手しにくいような…)。