「上品センスの作り方」雑誌Men's Club(メンズクラブ、メンクラ)2007年9月号を読む

ローファー、スリッポンシューズを集めてみました

今日は、雑誌メンズクラブメンクラMen's Club2007年9月号を読んでみます。

「上品センス」の作り方

今月号のメンクラは、全体の構成が分かりにくい(汗)。どうやら今月の大特集は、中ほどにある「『上品センス作り方」みたい。

この大特集の中もいろいろ分かれていまして、ざっくり見る限り最初のほうが「着こなし術」の解説で、後のほうが流行(トレンド)の解説になっているのかな。うーん、やっぱり分かりにくいぞ。

着こなし術のほうは、イタリア服飾界の著名人による着こなし解説記事になっております。他雑誌でお馴染みのプリモ・グエルチレーナさんも、メンクラに登場。

プリモさんは完全にメタボ体型の方なのですが(汗)、それなりに格好よく見える理由のひとつは、キチンとしたテーラードジャケットを着ていることが多いからでしょうね。クラシックなジャケットは、体型補正効果があるのです。Tシャツにジーンズだと、こうは行かない。

あと、ここで紹介されているテクニックは、上級者向けが多いかな。初心者は安易にマネしないほうがいいものも多い気がする。

その他の流行情報については、以下に気になるものを拾い上げてみました。

ブラウンスーツ

ブラウンスーツをビジネスで使うのは不適切という声もありますが、クール・ビズやら何やらが普及している昨今、ぜんぜん問題ないと思いますよ。

特に、たまに紺やグレーのスーツがあまり似合わない方がいらっしゃいますが、そういう方はブラウンやグリーンのスーツを積極的に着ていいのでは? もちろん、重要な会議や冠婚葬祭には向いていないでしょうけど。

Aspesi(アスペジ)、Historic Research(ヒストリック・リサーチ)、Peuterey(ピューテリー)
M65型フィールドジャケットを集めてみました: Alpha M-65 Field Coat

現代的なM65M-65)型ジャケットの代表格ブランドであるイタリアのアスペジAspesiが、今季本格的に日本で展開されるようです。同傾向(?)のブランドの、ヒストリック・リサーチHistoric Research)やピューテリーPeuterey)にも注目

「M65ジャケットは『本物』以外は邪道」云々言う人もいますが、上品なレストラン等にその手のジャケットを対応させるのが難しいのも事実。逆に、本格派アメカジなら「本物」を着たいところ。つまり、用途が違うだけで、どちらが邪道もクソもないですよ。

コンビシューズ、タッセル、ビット

白を含むコンビシューズや、タッセルやビットといったローファーに注目。いずれも、爽やかな着こなしで履きたいところ。

ポッテリ靴と併せて、一般レベルにおいても靴の流行は来年あたりガラッと変わりそう。

ヴェストをプラスした上品カジュアル
オッドベスト、ウエストコート(ジレ)を集めてみました

オッドベストヴェスト)を上着代わりに着る着方が、ミラノで人気だそう。

写真で紹介されているの着こなしは、ウールパンツにドレスシャツを着てネクタイをしたりしなかったりという感じ。クール・ビズCool Bizに使えるかどうかは、どうかなぁ。ヒントにはなるかな。

以上、もうちょっと記事を整理して欲しかったような。

ブラック・フリース

BRUTUS (ブルータス) 2007年 9/1号
Amazon.co.jp
アソシエイト

トム・ブラウンThom Browne)とブルックス・ブラザース(Brooks Brothers)のコラボのブラック・フリースBlack Fleece)が、大きく取り上げられています。日本価格も紹介されていて、日本でも今秋発売は間違いないところ。

特にツイードのアイテムが気になりましたが、30万円は出さないとジャケットは買えません(汗)。シャツは3万弱くらいなんで、手が出るのはこのあたり。

そうそう、ここのボタンダウンシャツは袖の仕様が角落としカットオフ角切)なんですな。普通、アメトラシャツの袖は丸い(ラウンド)のに。今度シャツを作るとき、マネしようかな。

ところで、雑誌ブルータスBrutus最新号(9月1日号)のファッションページにも、ブラック・フリースは登場していましたよ。よく見ると、トム・ブラウン本人がモデルをしているみたい?

売り切れ必死のモンクレール

Moncler(モンクレール、モンクレー)のダウンジャケット、ダウンベスト

今年も、モンクレールモンクレーMoncler)の季節がやってきます。で、要するにこの記事は商品カタログですな。

狙っている方は、この記事を参考に早めに動いたほうがいいでしょう。

J・プレス(J.Press)の細身な紺ブレ

J・プレスJ.Pressより、細身のI型紺ブレネイビー・ブレザーが登場するみたい。いいじゃないですか。アメトラ復活に伴い、J・プレスも張り切っております。

…今月はこのくらいかな。また来月~♪

それでは。

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この記事へのコメント

  • ラキ

    今月号は紙面構成が完全にLEON(ZINO)調だったので思わず笑ってしまいました。
    特集の冒頭文の通り、それも込みでのアンチテーゼなんでしょうけど。

    しかしMen's EXもそうでしたが、アメトラ押しの割りに参考写真がイタリア人ばかりなのは、
    率直に不思議な感じです。
    ↓にもありますが、アメリカでは雑誌の記事にはならないレベルの盛り上がりなんでしょうか?
    私はアイビー、プレッピー全盛時を知らないので当時と比較でどうこうは言えないのですが。

    >日本ではNYのプレッピー・アイビースタイルが注目され、NYのメンズブランドでもトムブラウンなどを筆頭に
    >たくさんブランドが出て来ているが、現実的にはNYでそんな格好をしている人は皆無で、
    >東京とNYのファッションスタイルのギャップを改めて感じさせられた今回の視察でした
    http://www.individualizedshirts.jp/note.html

    それはともかく。
    別注の長袖ラコステポロは、チビ襟BD・ボタンカフスという仕様が余りにツボだったため、
    早速、店舗での取り置きをお願いしてしまいました(笑)
    2007年08月16日 22:31
  • blackwatch

    ラキさん、こんにちは。

    私もアメリカの現状についてはよく分からないのですが、men.style.com等の記事を見る限り、アメリカでアメトラがぜんぜん盛り上がっていないわけではないと思います。

    ただ、ここ数年だか十数年だかで、アメリカのクラシックなファッションはかなり壊れちゃった気がします。今、アメリカの有名人で着こなしが格好いい人は思いつかないですし(セレブファッション系ばかり)。アメトラ的着こなしも、イタリア人のほうが上手い人が多いのが現状なのでは?

    とは言っても、The Sartorialistを見るとニューヨーカーでも格好いい人はいるにはいるみたいなので、日本の雑誌もそういう人を発掘して欲しいとは思います。
    2007年08月17日 00:09

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