アメトラ(アメリカン・トラッド)は若者にはとことん不人気みたいですが、こんな記事がありました。
7月後半からレザー等の先物提案が立ち上がり、8月にはほとんどの百貨店/セレクトショップで秋冬スタイルが出揃った。 (中略) 大手セレクト各社の店頭を飾るのはシャンブレーのワークシャツやヒッコリーのカバーオール、コーデュロイのパンツ、60/40クロスのマウンテンパーカ等、ラギッドなヘビーデューティアイテムばかり。永らく続いたユーロアメカジやお兄アメカジではなく、正真正銘のアメカジ&アメトラがついに復権したのだ。
「アメトラは流行らない」と強く主張している人たちは、「狭義のアメトラ」、つまりトム・ブラウン(Thom Browne)のような50~60年代風の格好しか想定していないのかも。トム・ブラウンみたいな格好は、上級者向けですよね。ヘタにマネして失敗すると、学校の先生みたいになっちゃう(汗)。
一般に人気が出るのは、たぶんラルフ・ローレン(Ralph Lauren)みたいなアメカジとアメトラが混ざったようなスタイルだと思いますよ。ジーンズやチノパンが使えるので、着こなしがラク。90年代の渋カジも、「アメカジ+紺ブレ」みたいなスタイルでした。
各社とも口を揃えるのが昨秋からの兆候で、プレップ系ストアでは“インディビジュアライズド・シャツ”、モードミックス系ストアでは“バンド・オブ・アウトサイダーズ”のオックスB.D.シャツがスマッシュヒット。カジュアル系ストアでは“エンジニアード・ガーメンツ”や“ポスト・オーバーオール”等の日本人企画US産ブランドを中心にこだわりワークがじわじわ拡大し、“トム・ブラウン”に端を発するNYニュートラッド&プレップの躍進も加わって今秋の一斉砲火に至ったようだ。もちろん昔のまんまではなく、渋カジ世代の30代も納得のマニアックな素材/ディティール(うんちく君は‘スペック’と呼ぶ)ながら、モード慣れしたヤングにも対応する細身のフィットに仕上げているのがポイントだ。
今っぽいアメカジブランドなら、特にこのブログでも常連のエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)がオススメ。
傍目八目というか、アメリカ人以外のほうがアメリカの服の魅力をよく分かっているのかも。ちなみにイギリスのカントリーウェアも、イタリア人のほうが格好よく着こなすよなぁ。
一方、百貨店ではメトロセクシャルなモードカジュアルやスタイリッシュなユーロトラッドばかりが目立ち、わずかにアメトラ系ブランドのカジュアル強化が目に付く程度。自主編集に至っては未だプレミアムデニム/ユーロジーニング系ブランドやイタトラ系ファクトリーアイテムの集積に終始している。ヤングのみならず30代もこだわりアメカジに走りそうな今秋冬、モード一辺倒ではファッションビルへの顧客流出が加速するのでは??
意地悪な書き方してるなぁ(汗)。でも、もしかすると今後しばらくモード派の人には辛い時代になるかもね。ファッションの世界は、諸行無常なのです。
それでは。
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