
今日は、雑誌メンズクラブ(メンクラ、Men's Club)の2007年11月号を読んでみます。
東京大人のモダンカジュアル
今月の大特集は、「東京大人のモダンカジュアル」。いろいろ載っていますが、要するに「今季は定番品でも短丈、細身、パンツも細身がいいですよ」という特集ですな。あと、素材についても触れています。
短丈・細身の傾向については賛否両論あるでしょうが、日本人に多い「胸板が薄くて背が低い」人にはこういうアイテムのほうが似合いやすいのも確か。極端なヤツは、すぐに着られなくなっちゃいますけどね。太めの人にも、辛い傾向かな。

ダブルジャケットはカジュアル専用

「短丈・極細・6ボタン」のダブルジャケットを、カジュアルスタイルに合わせることを提案しています。でもここに載っている着こなしは、特に魅力的だとは思いませんでしたねぇ。
トム・ブラウン(Thom Browne)のブラック・フリース(Black Fleece)が提案していた6ボタンの紺ブレなら、悪くないと思うのですが。
ちなみにアイビー世代にお馴染みなのは、4ボタンのいわゆるニューポートブレザー。渋カジブームのときは、6ボタンの紺ブレが流行りました(これは私も着ていましたよ)。
「細・薄・軽+ベルテッド」なコート

要するに、トレンチコートのようなコートの特集です。ベルトの結び方について、以下の3とおりを紹介しています。
- 東京モダンスタイル巻き
前で結ぶ方法。
- バックル&ループ通し
前は開けて後ろで結んでおく方法、玄人筋には評判悪いみたいですが。
- 剣先ポケット入れ
前は開けてベルトの先をポケットに入れる方法。
ここで特にスーツに合わせるトレンチについて私の意見を書かせていただくと、着丈が短すぎたり身幅が細すぎるものは避けたほうがいいと思いますよ。ガキっぽくなっちゃう。Pコート(ピーコート)くらいの着丈のコートだったら、他の種類のコートを選んだほうがいいのでは?
色は「ぼんやり」素材感は「ふんわり」がVゾーンの基本形

ネクタイ特集ですけど、私は「はっきり」した色のネクタイでも問題ないと思いますけどねぇ。
あ、ウールタイは好きですよ。秋冬限定のタイですが、見慣れた柄でもウールだと新鮮に見えます。特にグレーのウールタイは、シルクにはない魅力があると思うなぁ。
Paul Smith(ポール・スミス)のスーツ
ポール・スミス(Paul Smith)の小特集。私は特にここのスーツに興味があるわけではないですが、スミス氏自身の以下の言葉はそのとおりだと思いました。
「胸板が薄い人には、ウエストが強くシェイプされたジャケットはおすすめしません。胸の薄さを強調してしまうので」
「背が低い場合は、長い着丈は避けるべき。脚が短い人は、なるべくスリムなパンツを選ぶとよいでしょう。視覚的にスマートに映るはずです」
綿谷画伯の「おしゃれは着こなしだけではありません」
スーツに合わせる靴下は、丈が長いホーズを合わせるのがよいとされています。ただホーズにも問題があって、静電気が発生してパンツの裾のシルエットが乱れてしまうとのこと。
あー、確かにたまにそういうことがありますな。ホーズとパンツの素材の相性の問題なのかなぁ。画伯も書いていますが、私も静電気防止スプレーを困ったときに使っていました。
別方向の解決法として、画伯はソックスガーターを紹介しています。普通の短い靴下に、これを合わせるというわけ。
もっとも、今の時代にはちょっと大袈裟に見えてしまうかもしれませんけどね。
…今月はこのくらいかな。また来月~♪
それでは。
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この記事へのコメント
ヤマ
blackwatch
確かに、内外価格差はちょっと感じますね(汗)。でも高いだけあって、作りについての評判は総じていいみたいです。
そう言えば、トム・ブラウンはあまり紺ジャケを作らないですね。グレーばかり。