トム・ブラウン(Thom Browne)が語るお洒落の法則、とな?

Thom Browne(トム・ブラウン)

ブラック・フリースBlack Fleece)も好評なトム・ブラウンThom Browne、今最も「旬」なファッションデザイナーと言っていいでしょう。その彼が、お洒落になるための法則を語ってくれています。

以下は、その概要を訳してみました。概訳・意訳・超訳・誤訳(?)ですので、詳しくは本文をお読みください(逐語訳をすると法的にアレな気もしますし)。

  1. どうしてみんなカジュアルウェアのほうが快適だって言うんだろ。僕はスーツを着ていても快適だよ。
  2. シャンパンが大好き。
  3. 炎のランナー
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    炎のランナー』『ベニスに死す』『北北西に進路を取れ』『華麗なる賭け』等が、僕の好きな映画。着こなしの参考にもなる。
  4. 男は散髪にカネをかけるべきではない。僕の行き付けはニューヨークのChelsea Barbersで、1回30ドル。
  5. 携帯電話を腕時計代わりにするのは悲しいね。僕は薄型のヴィンテージ時計を愛用しているよ。
  6. ウイングチップのような紐靴が数足あれば、靴に関しては十分。街中では黒靴、郊外では茶靴。
  7. 女性には礼儀正しくしないとダメだよ。
  8. 夏ならシアサッカーやカーキのスーツがいいね。また、僕は一年中ショーツを穿いているけど、ぜーったいにサンダルは合わせない。ショーツにも、ウイングチップとテニスソックスを合わせるのだ。
  9. 50年代末から60年代初旬ごろの紳士服が好き。アメリカンスタイルがアメリカンスタイルらしかったのは、その時代が最後だったね。
  10. 白麻のシーツが好き(アイロン掛けが面倒だけど)。もしくは白綿。

いかにもトム・ブラウンらしい、保守的な法則ですね。彼がジャージを着ているところは想像できないなぁ。

Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ、エンジニアードガーメンツ)のテーラードジャケット

トム・ブラウンと言えば、エンジニアード・ガーメンツEngineered Garments)やウールリッチ・ウーレン・ミルズWoolrich Woolen Mills)のデザイナーである鈴木大器氏も、べた褒め(?)していましたよ。

ちょっと人それぞれ意見があると思うので、あまり強くは言いたくないのだが、個人的にちょっと、トム・ブラウンのスーツにやられてしまった。

これは、、素晴らしいと思います。素直に。

日本では、どのくらいウケているんでしょうね。

それでは。

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この記事へのコメント

  • ヤマ

    4,9,10とか同意できますね~。彼はアイビー育ちなのでやはりスエットパンツでしょうな。
    しかしケンペルやや値上がりしましたね。たまにユニクロにケンペル似のジャケットがあるのは元35の人のがいるのかしらん、と勝手におもってます。
    2007年10月22日 22:02
  • blackwatch

    ヤマさん、こんにちは。ウルフカットのトム・ブラウンは見たくないですな(汗)。

    個人的には、早く春夏物のブラック・フリースを見てみたいです。勉強になりそう。

    ユニクロに、ケンペル似のものがありましたっけ? 今季のユニクロは、もうちょっと身幅を絞ってくれると痩身の身には嬉しいです…。
    2007年10月23日 00:03
  • ヤマ

    昨秋でした。ユニクロ今季は結構2つボタンにジャケットが様変わりしたようで、ハリスツィードには驚きですが。
    ドニゴルツイードもそのうち出てくるのかしらん。

    モヒカンのトムブラウンもすごいものがありますね。
    2007年10月23日 22:09
  • blackwatch

    ヤマさん、こんにちは。

    ユニクロのツイードジャケットは、結構いい値段がしますね(身頃は細身で私でも着られそう)。売れているのかしらん。

    少し前にコメントをいただきましたが、オヤジ世代がどんな髪型をするのかは悩みどころかも。
    2007年10月24日 00:03
  • ヤマ

    さあ、ただタイトめジャケットのトレンドがそろそろ打ち止めなので今季来期くらいには買っておいてもいいのかなとおもいますね。逆三角シルエットが再び脚光をあびるかなと思います。
    2007年10月24日 08:49
  • しんいちろう

    こんにちは
    トム・ブラウン旋風、吹き荒れていますね。
    ところで、私の最近の一番の悩みはスーツのズボンの裾丈です。
    これ、考えれば考えるほどわかりません。街行くスーツ姿の人たちの足元ばかりを見ています。
    足元にくしゃくしゃとたまるのは論外ですが、ソックス丸見えつんつるてんはどうも。やっぱりかる~くハーフクッションくらいが正解ですかね?
    パンツを腰のどのへんで履くかということにもよりますよね?スーツの場合、お腹で履くのが正しいのですか。
    あとパンツは履いてるうちに下がってきますし。そこらへんも計算に入れないと。

    最近大事なスーツの丈つめに失敗して(短く切りすぎた)鏡を見るたびにすこし落ち込んでいます。お洒落って難しいですね。
    2007年10月24日 09:06
  • blackwatch

    ヤマさん、こんにちは。

    仰るとおり、私の体型で既製品がそれなりに合うのは、(細身全盛の)今だけかもしれません。5年以上前は、Sサイズでも私には大きいものが大半でした。

    しんいちろうさん、こんにちは。

    細身のドレスパンツであれば、やはりハーフクッションくらいが綺麗だと思います。太めのパンツやクリースのないカジュアルパンツなら、もう少し長めにするのでしょう。

    ドレスパンツならお腹で穿くのが基本なのでしょうが、最近はドレスパンツでも股上が浅いものが多いので、一概には言えないように思います。

    で、ウエストの位置とパンツ丈は、あまり関係ないような…(どんなシルエットであれ、そのパンツに合った適正なウエストの位置があるはず)。いずれにせよ、迷ったらちょい長めが無難ですよね。
    2007年10月25日 00:05
  • NG

    はじめまして。
    トム・ブラウンはユナイテッド・アローズが扱っているようですが、数は非常に少ないようです。
    価格が価格ですからね。
    2007年10月27日 06:49
  • blackwatch

    NGさん、こんにちは。

    やはり、トム・ブラウンを本当に堪能したいなら、アメリカに行かないとダメなのでしょうね。
    2007年10月28日 00:03
  • kazu

    blackwatch さん、連投失礼。
    ブルックス銀座本店BIは”BLACK FLEECE”なので見てきましたが、
    やはりケタ違いのプライスに脳がハフハフしました(汗)
    私は詳しいが知識がありませんが、
    今や美術品として解釈するのですかね? トム・ブラウン...。
    2007年11月04日 02:21
  • blackwatch

    kazuさん、こんにちは。

    トム・ブラウンは、今のところファッション好きのお金持ち向きの服なのでしょうね。まあ、デザイナーズブランドは本来たいていそうですけど。

    もっとも、アメリカ本国だともうちょっと手ごろみたいです。今後、ディフュージョンブランドが出たりして。
    2007年11月05日 00:06
  • ギャラガー

    すでにご存知かもしれませんが、今月のBRUTUS671号でもBRUTUS GENTLEMAN'S BOOK DIRECTED BY THOM BROWNEなるものが付録としてありました。非常に興味深かったです。自らの確固たるスタイルを持ち、それを貫くのは簡単なように見えて実はとても難しいことだと思います。
    2009年09月17日 17:58
  • blackwatch

    ギャラガーさん、こんにちは。

    私も、そのBrutusはパラパラと立ち読みしていました。別冊になっているので、保存するのに便利です。
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002MYCW94/blackwatch-22/ref=nosim

    ただ留意しておきたいのは、言うまでもなくこれはアメトラ寄りの内容であること。例えばオックスフォード地のボタンダウンシャツは、アメトラに興味がない人には必須ではないでしょう。

    そう言った意味では、以前紹介した "Gentleman" という本がヨーロッパ寄りなので、これを併せて読めばバランスが取れるかも(日本語版は今は入手困難みたいですが)。
    http://blackwatch.seesaa.net/article/5011396.html

    面白いのが、いずれの本もグルーミングについて最初に触れていること。やっぱり、服だけでは紳士にはなれないんですねぇ。
    2009年09月18日 00:05

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