アメリカの男性向けファッション雑誌であるGQの表紙を振り返る企画、今日はその2回目。
1970年代
1970年代のファッションは、個人的には苦手なのです(汗)。あまり格好いいとは思わないんだよなぁ。アメトラ(アメリカン・トラッド)という感じではなくなるし。
1970年代のスーツの特徴は、ジャケットのラペル(襟)が広めで(たいてい2つボタン)、シャツの襟も大きめ。パンツのシルエットが分かる表紙は少ないのですが、たぶんフレア気味のものが多いはず。
ネクタイをしない場合は、シャツをジャケットの上に出して強調します。
- April 1970: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- September 1971: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- March 1972: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- April 1972: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
テレビ司会者・コメディアンのジョニー・カーソン。ネクタイのノットも大きめ。
でかい蝶ネクタイ(ボウタイ)も、一時期流行ったのかな。
- February 1973: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- September 1973: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- Winter 1973: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
当時の人気スポーツと言えば、スキーとテニス。水着の表紙も多いです。
- Winter 1971-72: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- May 1974: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
『華麗なるギャツビー』主演のロバート・レッドフォード。衣装担当は、ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)。
ロバート・レッドフォードは、70年代を代表するスターのひとりでしょう。
今話題の、ラギッドでヘビー・デューティーなファッション。1970年代後半に人気が出たはずですが、意外にそのものずばりの表紙はこの号だけ。
こちらは、ウエスタン風ファッション。
- April 1975: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- August 1979: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
いわゆる、ツナギ(ジャンプスーツ)。「やらないか?」とはたぶん言ってない(汗)。
70年代も後半になるにつれて、徐々にシャツの襟が小さくなるなど着こなしがすっきりしてきます。パンツのシルエットが分からないのが残念。1979年のスーツは、もう80年代調ですな。
- April 1977: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- November 1977: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- September 1979: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
ボタンダウンシャツも、いちおう復活します。ただし、かなり襟が小さめなのが特徴。
- March 1978: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
- March 1979: GQ: Covers Gallery: GQ Features on men.style.com
俳優のマイケル・ヨーク。プレッピー風の着こなし。
俳優のクリストファー・リーヴ。ご存知、スーパーマンですな。
…というわけで、この企画まだ続きます。私は専門化ではないので、当時の流行について適切な解説ができないことが残念。まあ、当時の服装の雰囲気だけでも楽しんでください。
Incotexの記事を更新しました
本日の更新は、以下の記事でございます。
キレイめパンツの代表格、インコテックス。カジュアル寄りのものも充実してきました。
それでは。
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この記事へのコメント
詠一
隙新居
私もあの時代のファションに共感はしないが、好きな人もいるはず。
個人の意見を述べることと、↑のような何様発言は別物ではないでしょうか。
blackwatch
うーん、まあ私は詠一さんのお気持ちもよく分かるのですが、ネットにはさまざまな人がいるので、各方面への配慮が必要なのも確かでしょうね。もっとも、「言葉狩り」を恐れて配慮しすぎるのも、それはそれでつまらないのですけど。
「サイケ」は、どちらかと言うと1960年代後半の流行ですね。前回の記事で触れてもよかったのですが、割愛しちゃいました。
k-d-hide
「これネクタイじゃなくて、ナプキンじゃないのか?」
とツッコんでました(笑)。
ちなみにその男性の着てるシャツは、襟も相当に大きかったです(通常の2倍くらいの面積はありそうな襟)。
ヤマ
ヘビーデューティの登場もこのころだし、そのままだからまずいんですよ。グレートギャッツビーのレッドフォードも現在ならブリ-チホワイトジーンズなら、ママもOK!かな
blackwatch
襟が大きなジャケットやシャツは、ある意味クラシックな仕様だと思います。1930年代のスーツがそうでしたし、ちょっと前に流行ったナポリスタイルもそんな感じ。
でもやり過ぎると、クラシックとは程遠くなっちゃいますね(汗)。
ヤマさん、こんにちは。
ピーコック革命とかサイケとかヒッピー・ムーブメントとか、1960年代後半はファッション界の大きな転機だったのでしょうね。1950年代後半から1960年代前半までのファッションが好きと語っていたトム・ブラウンは、きっとああいうスタイルが大嫌いなんでしょう。前回の記事でこういう重要なことにちっとも触れないあたりが、素人ブロガーである私の悲しいところ(汗)。
少女マンガの件、仰るとおりだと思います。当時のローリング・ストーンズやグループサウンズの面々は、少女マンガっぽい格好をしていましたね。そうそう、ジーンズを普通の人が穿きだしたのも、たぶん1960年代末。
ヤマ
blackwatch
初期のストーンズはモッズっぽい細身のスーツも着ていたように思うので、ミックがトム・ブラウンを着ても違和感ないかもしれません。でも、キース・リチャーズやチャーリー・ワッツは、トム・ブラウンを着るのを嫌がりそう…。
kazu
私はこの頃ファッションに関心を持ちましたが正に混沌。
ヒッピーカルチャーの流れやら、メンクラはアイビーのど真ん中。
当時のアイビーは学生風のそれと所謂VANでした。
更にダンセン(男子専科)と云う、ややヨーロピアン指向の雑誌からは、
菊池武夫氏のメンズビギを知って衝撃でしたが、
ピーコック革命の一方でGQの画像然りだけど、
この時代って妙~なオスっぽさが漂うんですよね...。
この『ダンセン』なる雑誌名も今思うと「二丁目」な感じ・・・(汗)
こうして見てると、今日再評価されるアイテムの発見しづらい時代ですねぇ。
blackwatch
「オス」っぽさですか(汗)。よくも悪くも、男もアピールしだした時代なのでしょうね。
ちょっと前に流行ったいわゆる「メトロセクシャル」な服も、ピーコック革命と通じるものがあると思います。フレアなパンツも復活しましたし。でも、やっぱりこの時代の服は「アク」が強すぎ(笑)。