今日は、テーラードジャケット、カジュアルジャケットを取り上げます。コットン(綿)地もウール地も、そして3つボタンも2つボタンも……。《最終更新日: 2018年11月14日》
コンサバなスタイルは、テーラードジャケットを軸に着こなしを考えましょう
世の中にはいろんなファッションがあってそれぞれいろんな着こなし方があるのですが、コンサバなスタイルを目指すならテーラードジャケットを軸に着こなしを考えたいものです。特に、30歳を過ぎた人なら。
どこに行っても恥ずかしくない格好を考えるとジャケットは必須でしょうし、歳を重ねても安心して着ていられるのは結局こういうテーラードジャケットなのです。早めに着こなし術を会得しておきましょう。
素材、着こなしについて
テーラードジャケットに使われる素材などについて、役に立ちそうな記事をご紹介。
- <カテゴリー>スーツ・ジャケット(クラシックウェア) | MUUSEO SQUARE
- AKAMINE BLOG: MEN'S EX 11月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.01 「モヘアスーツをもっと着よう」
- AKAMINE BLOG: MEN'S EX 12月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.02 「フランネルスーツの立ち位置を知ろう」
秋冬といえば、ツイードを着こなしたいもの。
- 『都会を出ずに田舎に居る』ツイードジャケットはこの心境で着こなしたいもの。 | ICON OF TRAD|FASHION|NEWYORKER MAGAZINE | ニューヨーカーマガジン
- Tweed Guide - The Story of Harris, Saxony, Donegal... Tweed - Gentleman's Gazette
- OTOMAYIM B DIPPER: Theodore Grunewald in SOHO
- 雑誌Free & Easy(フリー・アンド・イージー)2010年1月号はツイード特集
ツイードといえば、アメリカ人俳優のスティーブ・マックイーンの着こなしは参考にするしかないでしょう。
良い意味で野暮ったいコーデュロイ(コール天)、とにかく渋いヘリンボーン織り、そして意外にトラッドな生地であるバティック(ろうけつ染め、ジャワ更紗)にも注目してください。
- Die, Workwear! - The Noble Corduroy
- 「ヘリンボーン・ジャケットの研究」着こなしの幅が広がる上着 - 出石尚三 紳士服飾研究 - 朝日新聞デジタル&M
- Ivy Style: Going Native: Batik, The Forgotten Campus and Resort Fabric
近年は、ジャージー(カットソー)素材のテーラードジャケットが人気を集めています。
テーラードジャケットの着こなし術は無数にありまして、短くまとめるのはとても困難です(汗)。ここは、私が適当に集めた着こなし例をどうぞ(手抜きだなぁ)。
こちらは春夏っぽい感じ。
- On the Street….Out of Nowhere, Milano - The Sartorialist
- Bergdorfs Dude | MISTER MORT
- On the Street….The Sartorialist Mix, Florence - The Sartorialist
- Mr. Kurino ~ A 3 Button Roll Over Lapel Madras Blazer W/ Silk Knit Tie, Buttondown Shirt & Chinos | MISTER MORT
- ストリートスナップ [Hideki] | 表参道 | 2012年04月03日 | Fashionsnap.com
こちらは秋冬っぽい感じ。
- On the Street…Washington St., New York - The Sartorialist
- On The Street………Stockholm, Sweden - The Sartorialist
- On the Street……Sixth Ave. NYC (Oh, Happy Valentines Day) - The Sartorialist
- On the Street…..Young Milano - The Sartorialist
お気楽にジャケットを着こなしたいなら、中にTシャツやポロシャツなどのテーラードジャケットを合わせる手もあります。Tシャツならボーダー柄が特に合わせやすいでしょう(ボーダーは細いほうがコンサバ)。
- My Favorite Off-Runway Look, Paris - The Sartorialist
- GLOBER | ピッティ・イマジン・ウォモ(2015/08/12)
- Your Morning Shot: Bob Dylan (in the Season's Coolest Sunglasses): The GQ Eye: GQ on Style: GQ
こちらは、アメリカのコンサバブランドノーマン・ヒルトン(Norman Hilton)の1958年のカタログ。うーん、渋い!
前ボタンの留め方
前ボタンの留め方についてはいつも議論になりますが、シングルブレスト(シングル前)仕様の場合、基本的にはこんな感じ。
- 2つボタン
一番上のボタンのみ留める。
- 3つボタン上2つ掛け
上2つのボタンを留める。
- 3つボタン段返り
真ん中(上から2番目)のボタンのみを留める。
要するに、一番下のボタンは留めないということです。ただこれはあくまで「基本」でして、「応用」としてはいろいろな留め方があります。でもまあ、迷ったときは一番下のボタンは外すのが無難ですね。
ちなみに着席時(座るとき)には、前ボタンを外すのが礼儀として正しいのです(ただしダブルブレストの場合は留めたまま)。まあこれにも「応用」があるのかもしれませんが。
こちらは、2つボタンで全部留めするパドック・カットのジャケット。近年はめったに見ませんが、こういうのもあります。
紺ブレ(紺ブレザー、ネイビーブレザー)
マジメ男の必須ジャケットといえば、なんと言っても紺ブレ(紺ブレザー、ネイビーブレザー)でしょう。カジュアルにもビジネスにも、全方位的に大活躍してくれます。
アメトラの基本のI型のものほか、今っぽいものもそろえてみました。幅広く商品を集めていますので、ぜひご覧ください。
ダブルブレスト(ダブル前)のジャケット
近年華麗に復活したのが、ダブルブレスト(ダブル前)のテーラードジャケットです。素材もデザインも数多くの種類が登場しています。
着こなしにくい印象をお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、特にブレザー型は意外に着こなしやすいですよ。1990年ごろの渋カジブーム時に、私もよく着ていました。
オッドベスト、ウエストコート(ジレ)
テーラードジャケットに最もよく合うベストといえば、オッドベストやウエストコート(ジレ)でしょうね。
防寒の用途はもちろん、Vゾーンを引き締める機能も無視できません。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)
ゴールデン・フリース(The Golden Fleece、金羊毛)でおなじみのブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)は、1818年創業の究極(?)のアメトラブランド。
I型スーツやジャケットといえば、ここが元祖です。あと、2つボタンセンターベントのII型も定番ですよ。とにかく、アメトラ好きならここは見逃せません。
Ring Jacket(リング・ヂャケット、リング・ジャケット)
「セレクトショップ」などの有名店のスーツやジャケットを数多く手掛けているリング・ヂャケット(リング・ジャケット、Ring Jacket)は、1954年創業の大阪のテーラードブランド。
とにかく堅実なつくりには定評のあるブランドでして、素材も凝っている点にも注目してください。
Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ、エンジニアードガーメンツ)
ネペンテス(Nepenthes)の弟ブランド的であるエンジニアード・ガーメンツ(エンジニアードガーメンツ、Engineered Garments)は、1999年に誕生した国内カジュアルウェアブランド。鈴木大器氏がデザインしています。
「ラギッド」なジャケットが欲しい人は、まずはこのブランドを狙ってみてください。ベッドフォード・ジャケット(Bedford Jacket)など、デザインはいくつかあります。
Lands' End(ランズエンド)
アメリカのカジュアルウェア通販の雄であるランズエンド(Lands' End)は、もちろんテーラードジャケットにも力を入れています。
近年はスリムフィットのY体も登場し、サイズ展開はかなり豊富になりました。
J. Press(J・プレス)のI型ジャケット
J・プレス(J. Press)は、1902年創業のアメリカはコネチカット州のアメトラブランド。ブルックス・ブラザーズは良くも悪くも国際的なブランドといえますが、J・プレスはアメトラどっぷり(?)という印象があります。
アメトラ(アメリカン・トラッド)の最も古典的なジャケットといえば、3つボタン段返りでナチュラルショルダー、胸ダーツのない(ウエストを絞っていない)いわゆるI型ジャケット。J・プレスはI型をいまでも主力としている数少ないブランドのひとつです(日本企画だとそれ以外のジャケットも多いのですが)。
J・プレスのI型ジャケットは、パッチ&フラップポケットにフックベント、袖2つボタンという典型的なアメトラ仕様。裏地のパイピングがJ・プレスのジャケットの目印になります。
ポプリンは、平織りでサラッとした感触の春夏トラッドの定番生地。J・プレスはストレッチの効いた軽いコットンポリエステル地でつくりました。この系統のジャケットは、アメトラでは1枚は持っておきたいですね。背抜き仕立て。
春夏トラッドの大定番生地であるシアサッカーを、J・プレスはコットンシルク(絹)地でつくりました。結果、軽く肌触りが良く高級感のある生地になっています。背抜き仕立て。
イギリス製のツイード地も充実していまして、特にヘリンボーン織りのグレーツイードはいかにもアメトラ風の生地といえます。
Soundman(サウンドマン、音男)
サウンドマン(Soundman、音男)は、今井千尋氏がデザインする2000年に誕生したカジュアルウェアブランド。コンセプトは、テーラード・ワーク・ミリタリー・スポーツを基本にデザインされたスタイリッシュ・ローテク・クローズ、とのこと。
Hamilton(ハミルトン)は、イギリス軍の傷痍軍人用のホスピタルジャケットを基にデザインされたとのこと。マチ付きポケットが印象的で簡易的なつくりのテーラードジャケットといえるかな。身幅は特に細くなく着丈は普通くらい。
こちらは、薄手で張りがあるコットンリネンのタイプライター地を使用したHamilton。シャツのように軽く羽織れます。チェック柄にも注目してください。日本製。
Lardini(ラルディーニ)
近年新メンバーを加えいまっぽくなったのラルディーニ(Lardini)は、1978年創業のイタリアブランド。
パッドや芯といった副資材を極力省いたアンコン仕様のジャケットは、簡単にいまっぽく着こなせること請け合い。ラペル(下襟)のコサージュが目印です。
Boglioli(ボリオリ)のDover(ドーバー、ドーヴァー)
「クラシック&モダン」をコンセプトにしているというボリオリ(Boglioli)は、1890年代に創業したイタリア北西部ガンバラのスーツブランド。
とにかくいまっぽいジャケットが欲しいなら、このブランドは注目すべきでしょう。Dover(ドーバー、ドーヴァー)など、ジャケットは各種あります。
Altea(アルテア)
1892年まで歴史をさかのぼれるというアルテア(Altea)は、1946年創業のイタリアはミラノのネクタイブランド。
近年は総合ブランドに成長していまして、テーラードジャケットのデキも良いですねぇ。
ハンティングジャケット、フィールドジャケット
ハンティングジャケットやフィールドジャケットにも、テーラードジャケット風に着られるものが少なくありません。
ちょっとカジュアル寄りの雰囲気なのが特徴。適度にドレス感があるので、旅行時などにも便利でしょう。
他の記事も……
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追記
- (2005年9月23日)商品を追加、入れ替え。
- (2005年10月30日)商品を追加、入れ替え。
- (2005年12月15日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年2月10日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年2月14日)商品を追加。
- (2006年3月6日)商品を追加。
- (2006年3月18日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年4月5日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年4月24日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年6月6日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年6月24日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年8月19日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年8月19日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年9月17日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年11月2日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年12月29日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年2月17日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年4月22日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年5月27日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年6月23日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年10月1日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2007年11月14日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年3月22日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年4月28日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年5月28日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年7月12日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年10月4日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年1月24日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年5月16日)商品を追加、入れ替え。
- (2009年10月24日)2009年度秋冬最初の更新。
- (2010年2月25日)2010年春夏最初の更新。
- (2010年6月9日)商品を追加、入れ替え。
- (2010年10月9日)2010年度秋冬最初の更新。
- (2011年5月4日)2011年春夏最初の更新。
- (2011年12月5日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2012年5月5日)2012年春夏最初の更新。
- (2013年1月2日)2012年度秋冬最初の更新。
- (2013年5月13日)2013年春夏最初の更新。
- (2014年1月5日)2013年度秋冬最初の更新。
- (2014年5月5日)2014年春夏最初の更新。
- (2014年11月2日)2014年度秋冬最初の更新。
- (2015年4月28日)2015年春夏最初の更新。
- (2015年12月19日)2015年度秋冬最初の更新。
- (2016年4月26日)2016年春夏最初の更新。
- (2017年5月19日)2017年春夏最初の更新。
- (2018年11月14日)2018年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
k-d-hide
常々ギモンなんですけど、メンクラとかで「カジュアルランチにもジャケット必須」何て書かれてますけど、どのレベルのジャケットならいいんでしょうね?
例えば↑で言うなら、タブロイドニュースみたいなコットン1枚仕立てのカジュアルジャケットでもいいんでしょうか?
あるいはMMMMMみたいな、所謂「構築的」なテーラードジャケットじゃなきゃいけないものなんでしょうか?
あるいはラペルさえ付いていればリー・バイ・ザムラーやエンジニアード・ガーメンツみたいなワークジャケット風、サファリジャケット風なカジュアルジャケットでもいいんでしょうか?
もちろん、各店舗のドレスコードにも拠るとは思いますが、ドレくらいのレベルのものを着ていけばいいものか、ちょっと気にかかっています。
個人的には、ランチに行くのにわざわざ堅苦しいジャケット着るのもどうかと思うので(↑の例ではタブロイドニュースのヤツが好きかも)、どれくらい砕けたカジュアルジャケットでいいのか、その辺の指標が知りたいんですが・・・。
blackwatch
実は「カジュアルランチ」なるものがどういうランチなのかイマイチ分からなくて、Google先生に訊いてみました。
http://tinyurl.com/2956bo
(これで合っているのか分かりませんけど)上位に来たものをいくつか見た感じでは、別にテーラードジャケットが必須という感じは受けませんでしたよ。そこそこ今っぽい感じの着こなしなら、問題ないような…。カジュアルで、しかもランチですから。
30代も半ばに差し掛かった私ならどうするか考えますと、というか手持ちの服でどうするか考えますと、紺ブレみたいな「構築的な」テーラードジャケットにジーンズ、それに革靴って感じかなぁ。
つまり、堅いアイテムとくだけたアイテムを組み合わせてバランスを取ると。着こなしは足し算・引き算というじゃないですか。で、足元はきっちり革靴で引き締める。
逆でもいいと思います。例えば、(街着寄りデザインの)M-65風ジャケットにウールパンツを合わせる、みたいな。
こんな答えで、参考になりましたでしょうか…?
k-d-hide
いや、単なる素朴なギモンなんです。
メンクラに従ったら、レストランに限らず、海外リゾート旅行にも温泉旅館にもセレクトショップにもジャケットで行かなきゃならなくなるんで(笑)。
でも、レストランならドレスコードの問題もあるでしょうし、それなりの品格のフレンチ系レストランなら(精養軒や銀座レカン等)ランチでも、例えドレスコード指定がなくてもそれなりのジャケット着なきゃいけないものなのなかぁと。
ちなみにメンクラで例に挙がってたのは神楽坂のラリアンスとい、代官山のどっかのカフェレストランでした。
まぁ、ジャケット着たほうが「無難」だというだけなのかも知れませんが・・・。
blackwatch
欧米に行くのでしたら、我々くらいの歳ならできればジャケットがあったほうがいいのかなぁ、とは思います(バックパッカーはともかく)。日本のドレスコートは結構いいかげんだからなぁ。
で、よく考えてみると、ジャケットを使わずに都会的なドレス感を出すのは、意外に簡単なことではないのかもしれません。また、その手のカジュアルアウターは、流行によって左右されやすそうだし。歳食ってくると、カジュアルアウターの選択肢は少しずつ狭まってくるし。
というわけで、ジャケットを着たほうが「無難」というのは、そのとおりかなと。少々着こなしに失敗しても(汗)、少なくともお店に対する「敬意」は伝わるかと。
クラコフ
これまでカジュアル用のジャケットは紺ブレしか持っていなくて、近いうちに二着目を揃えようかなと思っております。
色々検討しているのですが、ダブル、ツィード、カットソーJKT、その他色など、近年注目のJKTが色々ありすぎて選びかねております(汗)
ブラックウォッチさんがこれまで着てきてカジュアル用で使いやすかったものはどのようなタイプでしょうか?参考にさせてください。
blackwatch
うーん、難しいご質問ですね。ジャケットはネイビージャケットがダントツで着こなしやすいんですよ。その次となると流行次第かなと。結局のところ流行しているジャケットが使いやすいのです。
とりあえず、ある程度長く着ることを想定して考えてみます。2枚目のジャケットであれば、まあシングルブレストが無難でしょうね。特に若い人ならジーンズに合うことも必須でしょう。
アメトラの基本でかつ今季人気なのは、グレーヘリンボーンツイードのジャケットです。ただ、クラコフさんはまだお若いので、もう少し歳を重ねてから選ぶという考え方もあるでしょう。
そのほかでトラッド志向で無難なのは、茶系ジャケットでしょうか。Lands' End Canvasにあるようなチノクロスとかコーデュロイとか。ウールだとヘリンボーンウールとか、個人的にはガンクラブチェックあたりも着こなしやすいように思っています(ちょっと渋い)。
私が20代のころは、黒ジャケもよく着ていました。どちらかというとジャケットは濃色のほうが着こなしやすいので、そういった意味でも黒は着こなしやすいでしょう。
ashigara
新品のジャケットは、ポケットやベント部分が糸でかるく縫われていますよね?
私はいつもその糸を全て切っているのですが、ポケットに関しては何も入れないし、型崩れ防止のためにも糸はそのままにしておいた方がいいという話を聞きました。
実際のところどうなんでしょうか?
blackwatch
いわゆる「しつけ糸」ですね。確かに付けたままのほうが型崩れしにくいとは思いますが、そこまで大きな差があるのかどうかは分かりません。
ポケットを使わないのでしたら糸を切る必要もないでしょうから、そのままでもよいのでしょう。使うようになればそのときに切ればよいと。糸を切るにせよ、ポケットに物を詰め込みすぎないほうが望ましいのは確かです。
ちなみに、私はたいてい糸を切っています。胸ポケットにはポケットチーフを入れますし、腰ポケットにはよく手を突っ込んでいます……(服に負担が掛かっているでしょうけど)。
ダックススキー
blackwatch
2つボタンの場合でも、特殊なものやモードな着こなしの場合は全部留めることがあります。アメリカのケネディ元大統領もなぜか全部留めていました。
ですが、やはり一番下のボタンは留めないのが無難でしょう。若者向けの人気海外ブランドであるH&MやZaraあたりでも、オンラインショップの着衣画像は留めていませんでした。今の欧米の政治家で全部留めで着ている人はおそらくほぼいないでしょう。
日本だと、学校の制服のブレザーを全部留めで着ている人が多いのが気になります。学校でそう教えているんですかねぇ。
ダックススキー
そのような例を探すと結構出てきます
http://zozo.jp/sp/shop/shipsjetblue/goods-sale/4338510/
http://zozo.jp/sp/shop/estnation/goods/6520691/?
以上にあげた例以外にも結構出てきます。モードというような感じでもないですがこれはどうなのでしょうか?
また制服については制服関係の会社のホームページをみて確認してみると二つボタンをとめた写真があったのでそういう仕立てなのかなあとも思ったりします。
私は高校生なので部活の交流などで色々な高校を見る機会があるのですが顧問がファッションに詳しいところの部員はみんな一つだけ止めていましたね(笑)
blackwatch
一方で、その商品をセレクトショップなどの店員自身が着た場合(たまに写真が掲載されています)、たいてい一番下のボタンは留めてないのですよ。商品の着衣写真で留めているのは何か意図があるのか、それとも何も考えていないのか、よく分かりません。
私が思うに、オンラインショップが用意している商品の着衣写真の着こなしはけっこうメチャクチャなことが多いので、商品のサイズ感を推し量る以外の用途には使えないかなぁと。
ちなみに、一番下のボタン位置が高い、もしくは着丈がかなり短いジャケットの場合は、一番下のボタンを留めてもそれほど違和感がないことが多いとは思います。まあ特殊なジャケットといえます。
一葉
制服の一番下のボタンをとめる、とめない論?について私も。
本物の軍隊の制服は上から下まですべてのボタンを留めている印象があります。それに習って中高の”制服”は一番下も留めているのかなぁ?なんて思っていました。ぜんぜん見当違いでしょうか?
blackwatch
軍服というと日本人だと旧日本軍の詰襟みたいな服を想像する人が多そうで、ブレザーの着こなしへの影響はあまりないと思うんですよ。
少なくとも私は、「軍隊の制服」でグーグル画像検索して初めて「ああこういうのか」と理解しました。まあこれではサンプル数が1なので、ほかの人がどう考えているのかはよく分かりませんが。
コーサク
こんにちは。
コーサクです。
秋冬のカジュアルジャケットのサイズ感について質問があります。
例えば、中にシャツ+シェットランドセーターを着込む場合、
ワンサイズアップ(S→M)を勧められたのですが、
インナーはシャツ1枚でも着たいし、寒いときはシェットランド
を重ねたい場合はどちらを選ぶべきだと思いますか?
(要は1枚で両方活用した場合ということです)
blackwatch
そのへんのことは永遠の課題(?)でして、結局どちらの格好を優先したいのか、になるのでしょう。
特にジャケットが細身のつくりですと、小さいサイズだとどうしても厚着はしにくくなりますね。逆にクラシックフィットのI型ジャケットあたりですと、セーターありでもなしでもそこそこなんとかなると思います(私が持っているジャケットはそういうものが多い)。
それとシェットランドセーターにもいろいろありまして、分厚いもの(シャギードッグとか)だと、薄着のときとの適切なサイズ差が大きくなるのでしょう。
なお、いただいたもうひとつのコメントにつきましては、後日回答します。一度にたくさんのコメントを書く時間が取れないものでして。