今日は、ランズエンド（Lands' End）のテーラードジャケット、カジュアルジャケット、ネイビーブレザーを取り上げます。コットン（綿）もウールも、3つボタンも2つボタンも……。《最終更新日: 2017年10月5日》
Lands' End（ランズエンド）のジャケット、ブレザー
ランズエンドについては、ランズエンドのサイトのリニューアル記事をご覧ください。
当然ここはジャケットも用意しているのですが、ジャケットも商品数が多いのです……。カジュアルなものからシックなもの、定番的なものから今っぽいものまでいろいろ。いわゆるI型のものはありませんが、極端に丈短のものなどはないので、大人も安心して着られます。
アメリカのアウターというと大きめの印象があるかもしれせんが、ランズエンドは日本向けに寸法を調整しているようで、大きすぎることはないですよ（でも細身短丈ではないです）。
2015年秋冬より、ランズエンドの多くのテーラードジャケットにスリムフィットが用意されました。日本の既製服の規格でいうところの、Y体です。今どきのイタリアブランドあたりと比べるとあれほど細くはないと思いますが、十分すっきり着られるのではないでしょうか。着丈は今の標準くらいです。
この結果、Y体、A体、AB体、B体という体型に対応したことになり、合計10種類以上のサイズから選べるようになりました。比較的廉価なテーラードジャケットとしてはかなり珍しいのではないでしょうか。
現在のランズエンドのテーラードジャケットは、以下の3種類の製法でつくられているようです。
- 本格テーラード仕立て
キャンバス芯（毛芯）を使用した本格的なつくりのテーラードジャケット。この値段でこのつくりなのは頑張っているといえるのではないでしょうか（ポケットのフラップなどには接着芯を使用しているとのこと）。肩パッドはそれなりに入っています。
- アンコン・テーラード仕立て
身頃裏も肩パッドもないいわゆる「アンコン」なつくり。見た目も着心地も軽やかでしょう。
- ソフト仕立て
アンコン・テーラード仕立てよりもさらに軽い仕立て。
また、ランズエンドは常時セール（クリアランス）の商品の在庫が豊富にあります。狙ってみてください。
ランズエンドでは、交換手順も楽替サービスで自宅に居ながら送料無料で行えます。通販でも安心して服を購入できますね。
ウール、カシミア（カシミヤ）のジャケット
「ムーン・ツイード・テーラード・ジャケット」は、1837年創業のイギリスはアブラハム・ムーン（Abraham Moon and Sons）社のツイード地を使用した3つボタン段返り、センターベント、3パッチポケット仕様のテーラードジャケット。この色展開が私好みですね。本格テーラード仕立て。
「ムーン・シェパードチェック・テーラード・ジャケット」は、アブラハム・ムーン社のシェパード・チェック柄のツイード地を使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。シェパード・チェックは千鳥格子とは微妙に異なっていて、よりおとなしい柄といえるかな。本格テーラード仕立て。
「ムーン・ガンクラブチェック・テーラード・ジャケット」は、やはりムーン社のガンクラブ・チェック柄のウール混紡地を使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。ガンクラブ・チェックは、多色遣いの千鳥格子柄といえるでしょう。カントリー気分が盛り上がります。本格テーラード仕立て。
「ムーン・ストレッチツイード・テーラード・ジャケット」は、やはりムーン社のストレッチの効いたツイード地を使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。本格テーラード仕立てです。
「ウールヘリンボーン・アンコンテーラード・ジャケット」は、ヘリンボーン織りのウール地を使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。グレーヘリンボーンウール地のジャケットは、アメトラでは特に人気があります。アンコン・テーラード仕立て。
「ムーン・ニットツイード・アンコンテーラード・ジャケット」は、ムーン社のニットのツイードを使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。伸縮性のあるラクチンな着心地が期待できます。アンコン・テーラード仕立て。
「ウールニット・ソフトテーラード・ジャケット」は、ポリエステル・ウール・コットン混紡のニット地を使用した3つボタン段返り、サイドベンツ仕様のテーラードジャケット。この手のニットジャケットでピンストライプ地は珍しいのでは。ソフト仕立て。
「ブリーズウール・アンコンテーラード・ジャケット」は、バスケット織りウール地を使用した3つボタン中1つ掛けサイドベンツ仕様のテーラードジャケット。袖裏のみの仕様で、ウールですがかなり軽やかな仕上がりといえます。パッチポケット仕様にも注目してください。春夏秋向き。アンコン・テーラード仕立て。
コットン（綿）、リネン（麻）のジャケット
「ストレッチ・ネイビー・ブレザー」は、コットン混紡地を使用した2つボタンセンターベント、3パッチポケット仕様のネイビージャケット。仕事にも休日にも着られる無難なジャケットとしてオススメできます。半裏仕様で春夏秋向きくらい。
「キャリーマン・ストレッチポプリン・シャツテーラード・ジャケット」は、フランスのキャリーマン（Carreman）社のストレッチの効いたポプリン地を使用した2つボタンノーベント仕様のテーラードジャケット。薄手で張りのある生地で、細かなストライプ柄が入っています。芯も裏地もほとんどない軽やかな仕立てで（袖裏もなし）、春夏秋向き。本切羽仕様。
「ストレッチシアサッカー・アンコンテーラード・ジャケット」は、春夏の大定番生地であるシアサッカー地を使用した3つボタン中1つ掛けセンターベント仕様のテーラードジャケット。ストレッチが効いていて、シックなストライプ柄のシアサッカー地です。袖のみ裏地が付いた軽やかな仕立て。
「テクスチャー・コットンリネン・テーラード・ジャケット」は、コットンリネン地の2つボタンサイドベンツ仕様のテーラードジャケット。春夏らしさを感じさせつつ無難に使える一着といえます。半裏仕様で凝った裏地にも注目してください。
「リネンコットン・テーラード・ジャケット」は、リネンコットン地を使用した3つボタンセンターベント、パッチポケット仕様のジャケット。つくりはカッチリしています。色展開にも注目してください。総裏仕様なので真夏は暑いかもしれません。かっちりとした雰囲気で着たい人はこちらです。
「ベアードマクナット・アイリッシュリネン・テーラード・ジャケット」は、アイルランドの名門ベアード・マクナット（Baird McNutt）社のアイリッシュリネン100％地を使用した3つボタン中1つ掛けサイドベンツ仕様のジャケット。袖裏のみ付いたかなり軽い仕立てです。渋いヘリンボーン織りと、細かな千鳥格子（ハウンドトゥース）柄があります。
「キャリーマン・フレンチリネン・アンコンテーラード・ジャケット」は、フランスのキャリーマン（Carreman）社のフレンチリネン地を使用した2つボタンサイドベンツ仕様のテーラードジャケット。なんと言ってもこのチェック柄に注目すべきでしょう。袖裏のみが付いた軽やかな仕立てです。
「ベアードマクナット・アイリッシュリネン・テーラード・ジャケット」は、アイルランドの名門ベアード・マクナット（Baird McNutt）社のアイリッシュリネン100％地を使用した3つボタンセンターベント仕様のジャケット。無地に加え千鳥格子（ハウンドトゥース）柄も。総裏仕様なので真夏は暑いかもしれません。かっちりとした雰囲気で着たい人はこちらです。
他の記事も……
他の記事にも、アウター、シャツ、ネクタイ、セーター、カットソーなどのランズエンドの商品を取り上げていますので、そちらも併せてご覧ください。
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追記
- （2005年11月8日）商品を追加。
- （2006年1月2日）商品リンクを修正。
- （2006年3月17日）春夏物を追加、入れ替え。
- （2006年5月23日）商品を追加。
- （2006年7月4日）セール対応。
- （2006年9月21日）2006年度秋冬最初の更新。
- （2006年11月6日）商品を追加。
- （2007年3月11日）2007年春夏最初の更新。
- （2007年5月29日）商品を追加。
- （2007年9月9日）2007年度秋冬最初の更新。
- （2007年10月22日）商品を追加。
- （2008年5月16日）2008年春夏最初の更新。
- （2008年9月11日）2008年度秋冬最初の更新。
- （2008年11月12日）商品を追加。
- （2009年3月17日）2009年春夏最初の更新。
- （2009年10月11日）2009年度秋冬最初の更新。
- （2010年3月30日）2010年春夏最初の更新。
- （2010年5月18日）商品を追加。
- （2010年10月4日）2010年度秋冬最初の更新。
- （2011年3月23日）2011年春夏最初の更新。
- （2011年11月10日）2011年度秋冬最初の更新。
- （2012年5月7日）2011年春夏最初の更新。
- （2012年11月19日）2012年度秋冬最初の更新。
- （2013年5月20日）2013年春夏最初の更新。
- （2015年12月8日）2015年度秋冬最初の更新。
- （2016年4月5日）2016年春夏最初の更新。
- （2017年4月9日）2017年春夏最初の更新。
- （2017年10月5日）2017年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
yamatoshi-1
こういう何気ないいわゆる「普通の服」って探すとなかなかないんですよね。もっと早くしればよかったです。今後はワードローブがここのばかりになりそうです。
シェットランドウールのべスト（ブラックウォッチ柄）が売り切れていたのは残念
blackwatch
ランズエンドの服を「おじさんおばさんの服」と敬遠している人がまだ少なくないような気がしますが、コンサバやるならここの服を無視するのはもったいないですよね。返品・交換もやりやすいので、通販でも安心ですし。
当ブログは、ランズエンドを日本で一番推しているブログかも。個人的には、特にセーターが気に入っております。