
今日は、雑誌メンズクラブ(メンクラ、Men's Club)の2008年5月号を読んでみます。
カジュアルは「楽」がいい!
今月の大特集は、「カジュアルは「楽」がいい!」。「楽」と言ってもいろいろ解釈できますが、ルーズシルエットという意味ではなく、リラックスした雰囲気の着こなしという意味で使っているみたい。
最近は80年代的着こなしが気になりますし、「楽」なファッションに注目するのは悪くないと思いました。明るく軽い色遣いとかね。ただ、記事の具体的な内容については、特に言及したいことはないなぁ。

今旬コットンスーツはちょっと先行くお仕事モード
ビジネスに、コットンスーツを使うことを推しています。特に、一見ウールに見えるグレーやネイビーのものがオススメとのこと。
今年も始まるであろうクール・ビズ(Cool Biz)(つまりノーネクタイ)にはコットンスーツは最適ですし、いいんじゃないでしょうか、コットンスーツ。
ただ、決して涼しいわけではないですし、何だかんだ言ってシワになりやすいですし、耐久性も一般的にはウールより劣ります。コットンスーツをビジネスで使うのは、どちらかと言うと上級者向けでしょうね。それにどうせコットンスーツを着るなら、個人的にはベージュやカーキ系の色のほうが気分かなぁ。
デッキシューズでリッチ・トラッドな装いに

連休明けくらいから、個人的にはそろそろデッキシューズを履きたいなぁと。デッキシューズ、皆さんはもうお持ちですよね?(と煽る)
スニーカー以上革靴未満みたいな感じの靴なので、春夏には結構便利ですよ。ただ、素足で履くのが基本なので、その辺が好みを分けるでしょう。
今月号で購読を休止します…
このブログで永らく取り上げてきたメンクラですが、ひとまず今月号で休止しようと考えています。我慢してきたんですが、先月号くらいからさらに内容がこのブログ向きではなくなって来たんですよね…。
ただ、特集次第で不定期に取り上げることはあると思います。または、編集長が交代するか(汗)。
代わりに取り上げる雑誌として、何かいいのはありませんかねぇ。やっぱり、2ndあたり?
それでは。
人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願いいたします……。

この記事へのコメント
さっちゃん
メンクラ購入、やめてしまわれるのですね・・・
私も、今の編集長になってからのメンクラは大嫌いで、でも我慢して購入して・・・
思うに、今の編集長は「東京という街のかっこよさが先にありき」で「東京のかっこよさにあう服」の提案であって、根本的なおしゃれでもかっこよさでもないものを「かっこいい」と取上げているだけで・・・ 東京がかっこよくなくなったとき、そのファッションもかっこよくなくなる運命なんですよね。 だから絶大な不人気(○○内閣なみ?)になっているのだと。実際、私の家のまわりの本屋で、メンクラを置いている店はほぼなくなりました。
と、ここで不満を爆発させてもしょうがないですね。すみません。
こちらのブログでファッションの勉強をさせて頂きます!
k-d-hide
それにしても、メンズファッション誌によく見られる「イタリア礼賛志向」は何なんでしょうね。
イタリアに対する憧れ・・・いや、むしろコンプレックスと言ったほうがいいのでしょうか。
LEONなんかはその「イタリアンコンプレックス」が芸風として確立されてて笑えるからいいんですが(いいのかよ!!)、メンクラやEXの中のイタリアンコンプレックスは笑えない・・・というより、むしろ見苦しいと言ったほうが・・・。
そもそもイタリアオヤジ的スタイルは日本人には合わないと思うんですが・・・(特に、服飾の基本が出来ていない日本人には。イタオヤなテク(笑)ばっかり追求したって根本的に勘違いしてるようじゃ意味ないでしょうに)。
2ndはいいですな。
いっそのことblackwatchさんも「アメトラ」から「アメカジ」「ラギッド」あたりに鞍替えしません(笑)?
そうすれば「2nd」も「Lightning」も「フリー&イージー」もとり上げられますよ。
とは言え、所謂「ラギッド」には、自分的には言いたいこともあったりなかったりするんですが・・・(汗)。
Captain Y
横レスですけど、イタリア物はまだまだマージン取れてるからじゃないですかね
強い根拠がある訳では無いですが、ボリオリとかギローバーとか、
セール時の値引率が良いような気がします。
去年の出物でこの夏は全身イタリアブランドになりそうな位ですわ。
比較的安くて、言う事聞いてくれる工場ないしブランドが多いと、日本でも売りやすくなる…と。
イタリア政府そのものがMade in表記に甘いことも報道されましたし。
個人的には、英伊米どこの服にもそれなりの魅力があるんだし、
日本人と欧米で肉体のパーツ構成が違う訳ではないんだから、個々のエッセンスを取り入れて
楽しめば良いと思いますけどね。
blackwatch
うーん、東京は当面国内ではいろいろな意味で一番の街であり続けると思いますよ。と言うか、(明治維新以降)過去そうでなかったことがありましたっけ?
思うに、今の編集長はトラッドはあまりお好きではなくて、モードやハイファッションがお好きなのではないでしょうか。もっと言うと、実はそんなに服好きの人ではないような…。仮に今のメンクラを失敗とするなら、悪いのは編集長ではなく任命したアシェット婦人画報社でしょうねぇ。
それはそうと、「私の家のまわりの本屋で、メンクラを置いている店はほぼなくなりました」え! それは一大事ですね。
k-d-hideさん、こんにちは。
アイビー全盛時代等の「アメリカ礼賛」も、今のイタリア礼賛といい勝負(それ以上?)だったんじゃないでしょうか。まあ、流行というヤツはそんなもんです。
あと、ラテン色が濃すぎる着こなしが日本人に似合いにくいのは確かでしょうが、アメカジも(若い人ならともかく)サラリーマンオヤジには似合わない人が多いと思いますよ。アメカジバリバリの赤峰幸生さんは、あまり見たくないなぁ(汗)。
それはともかく、最近の2ndは徐々に洗練されてきたように思います。
Captain Yさん、こんにちは。
今、世界で最もこだわって洋服を作っているのは、やはりイタリアだと思います。中小企業が多いこともあり、職人も多く残っているんでしょうね(そのぶん経済は停滞しがちなのか)。
当然デザインは好みを分けるでしょうが、イタリアの服が素晴らしいことは否定できない事実でしょう。
カラ
ネットではあまり好評を耳にしませんし、劇的に分厚さが増したわけでも
無いのですが、果たしてどうなんでしょうね。今年はブーンやZINOの例が
あるだけに……。
しかしモード系、カジュアル系と違い、コンサバ系の雑誌は立ち居地が
難しいとも思います。コンサバ好きは薀蓄に寄りがちですし、良品を長く使い、
一通り揃えると中々買い換えない。自分のスタイルが構築されるとオーダーへ。
アパレル(広告主)からすると、良いお客さんでは無いでしょう。
とはいえ何も、やっとこさアメトラの波が戻って来た時を狙って
リニューアルしないでも、とは思います、正直。
>東京が一番では無かった時代
大正~昭和初期の(大)大阪は東京を凌いでいたんじゃないかと思います。
関東大震災の影響もあったでしょうけども。
参考:
http://blog.exiotica.sub.jp/?eid=449681
blackwatch
今回のリニューアル、たぶん既存の読者の印象は悪いでしょうね。じゃあ誰に受けているのかというと、誰なんでしょう? 以下の記事に昨年の発行部数が出ていますが、今年は部数は増えているのやら減っているのやら。広告収入が増えているのなら、少々部数が減ってもいいのでしょうけど。
http://valens11.blog68.fc2.com/blog-entry-428.html
仰るとおり、リニューアルのタイミングは最悪でしたなぁ。やるのなら、もう3年くらい前にやらないと。
そうそう、大大阪の時代がありましたね。谷崎潤一郎も、震災後に関西に引っ越しましたし。ハッ! と言うことは、さっちゃんさんは近々東京に大地震が来ることを予想して暗に仄めかしているのか…(冗談です)。
さっちん
東京モダンスタイル・・・なんだそれって感じです。
何も東京じゃなくても、ジャパンモダンスタイルのほうが、
かっこいいと思いますが・・・
blackwatch
私は東京出身ではなく東京に特に思い入れもないので、「東京モダンスタイル」でも「ジャパンモダンスタイル」でもどっちでもいいかな(汗)。
ともかく、今のメンクラの路線でどこまで続けられるか、生暖かくウォッチしていきましょう。
中型扇風機
今月号のHUgEがアメトラ特集みたいですね。
amazonからまだ発送されてきませんけど(笑)
上のリンクを拝見しましたが、メンズ雑誌はどこも厳しいんですね。
メンズファッション市場が拡大しているとされている中、意外に思いました。
blackwatch
タイムリーなことに(?)、HUgEはさっそく取り上げてみました。
今はネットでかなりの情報が手に入る時代ですので、メンズ雑誌に限らず雑誌全般は長い目で見るとどれも苦しくなっていくと思いますよ。10年後くらいには、雑誌の多くはネットに移行している予感…。
芳村 毅
自分はアイビー・アメトラ歴20数年ですが、メンズクラブに関しては20年前に見切りを付けてしまいました。
というのも、バブル期の頃にもやはり不可解な編集長交代(当時の編集長は現在ブリティッシュファッション評論家の小久保恵司さんでした)によりそれまで実直なトラッド路線だったメンクラがいきなりイタリアかぶれの意味不明な雑誌にリニューアルしてしまい、それまでの人気コラムやコーナーが次々と打ち切られてしまった挙句、何だか若者に媚びるような記事内容になってしまった(「特集 くたばれ定番!」なんてタイトルが付いた事も)ため、もうこれは駄目だな…と思い、購読を打ち切ってしまいました。
その後購入したメンクラは、20年でわずか2冊しかありません。逆に古本屋で購入した88年以前のバックナンバーは書庫に収まりきらないほどです。
今のメンクラは正直、「日本一長く刊行されてるメンズファッション誌」の記録を伸ばすためだけに存在してるような感じでしかないような気がします。
blackwatch
20年前と言うと1988年、ちょうどバブルファッションの最盛期ぐらいですか。もう2年くらい我慢すれば紺ブレ等のトラッドアイテムが復活する渋カジブームになったのに、昔からメンクラはすこぶる間が悪かったのですねぇ(苦笑)。
流行に合わせて雑誌の方針が微妙に変化するのはやむを得ないとは思うのですが、他との差別化要因、アイデンティティ(メンクラならトラッド)を放棄したら、存在意義がなくなってしまうと思います。
たぶん、遅かれ早かれメンクラも方針を修正するんだとは思いますけどね。まあ、私もメンクラに限らず雑誌にはもう多くを期待していません。今はネットがありますし。