
今日は、Pコート(ピーコート、P-コート)を集めてみました。《最終更新日: 2018年11月20日》
Pコートとは(ピーコートとは)
Pコートは、ヨーロッパの猟師が着ていたコート、もしくはイギリス海軍やオランダ海軍などが着ていた軍服が起源のようです。ボタンに錨(碇、いかり)マークが入っているのが、その名残といえるでしょう。
Pコートはダブル前(ダブルブレスト)のコートですが、左右どちらを前にしてもボタンを留めることができるのが大きな特徴。どこから風が吹いても風がコートの中に入り込まないための配慮です。真冬の軍艦の甲板の上は、いくら分厚いメルトンウールを使用しているとはいえ極寒でしょうからねぇ。
またその大きな襟は、立てることによって波音がうるさい甲板の上でも指示などが聞きとりやすくなるのだとか。

今ではすっかり冬の定番アウターになりまして、アメトラ(アメリカン・トラッド)の教科書(?)といえる『絵本アイビーボーイ図鑑』にも登場していますよ。タートルネックセーターにデザートブーツを合わせています。
- Pea Coatについてでも - That Way About Things(YUKO HARADA(CHARA)) | | HOUYHNHNM(フイナム)
- The Peacoat Guide: History, Sizing & Where To Buy - Gentleman's Gazette
Pコート(ピーコート)の着こなし


ちょっとだけPコートの着こなし方について。
インナーは、まあなんでも良いのですが、一番「らしい」のは厚手のタートルネックセーターかな。マフラーをグルグル巻くのも良いですね。
パンツはチノパンツ(チノパン)でもジーンズでもどうぞ。Pコートは、真冬のアウターにしては細身のパンツもよく合います。ホワイトジーンズとの相性も良いですよ。
- 2016年は711や!|たかがジーパンや!
- Styling of Fall and Winter 2015 - Styling 3 - STYLE : RESOLUTE Official Site
- Styling of Autumn and Winter 2017 - Styling 2 - STYLE : RESOLUTE Official Site


靴は、アウターのボリュームに合わせて少しゴツめが良いでしょう。デザートブーツとの相性は、抜群です。
あと、Pコートにはワッチキャップ(ニットキャップ)がよく合いますよ。まさに鉄板の組み合わせです。


最後に、Pコートの着こなしをいくつかご紹介。やはり襟は立てて着ている人が多いですね。
- Nothing says autumn like shetland knitwear and a peacoat - Drakes
- Suede Boots and a Peacoat - The Nordic Fit
- Robert Redford. - the impossible cool.
映画

1966年の映画『砲艦サンパブロ』では、スティーブ・マックイーンのPコート姿が見られます。水兵さんですね。
1973年の映画『さらば冬のかもめ』では、ジャック・ニコルソンのPコート姿が見られます。これも水兵さん。
1979年の映画『アルカトラズからの脱出』では、クリント・イーストウッドのPコート姿が見られます。実はPコートは囚人服にも使われていたそうなのですが、この映画の着こなしは格好良いのです。
Brooks Brothers(ブルックス・ブラザーズ)

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)を別記事で大きく取り上げていますが、アメトラ(アメリカン・トラッド)の雄のブルックス・ブラザーズには各種ウールアウターも充実しています。
「ウール メルトン ピーコート」は、イタリアはヴィタール・バルベリス・カノニコ(Vitale Barberis Canonico)社のウール100%地を使用したピーコート。サーモア(Thermore)社のハイテク中綿であるEcodown(エコダウン)を内蔵していて暖か。短すぎない着丈で大人っぽく着こなせます。










カジュアルラインのレッド・フリース(Red Fleece)からは、「ウールブレンドジャージー ローエッジ ピーコート」。イタリアはEmmeci社のウール混紡のジャージー地を使用したピーコート。軽い着心地です。着丈は短めでつくりはカジュアル。
そうそう、セール(クリアランス、Clearance)になっているコートがあるかもしれませんので、そちらも見てみてください(別ページにあります)。なおブルックス・ブラザーズ・オンラインショップでは、商品到着後8日以内なら未着用の場合に限り返品・交換が可能だそうです。
J. Press(J・プレス)

J・プレス(J. Press)は、1902年創業のアメリカはコネチカット州のアメトラブランド。ブルックス・ブラザーズは良くも悪くも国際的なブランドといえますが、J・プレスはアメトラどっぷり(?)という印象があります。
こちらは、ウールナイロンのメルトン地を使用したピーコート。正統派ですが都会で着やすい仕上がりだと思います。中綿は入っていません。日本製。
Buzz Rickson's(バズ・リクソンズ、バズ・リクソン)
バズ・リクソンズ(バズ・リクソン、Buzz Rickson's)は、東洋エンタープライズの1ブランド。本物志向のミリタリーウェアを得意としています。
バズ・リクソンズは1910年代の最初期のアメリカ海軍のピーコートを復刻しているのですが、特に着丈の長いほうのBR14146が格好良いなと。ハンドウォーマーに加え、フラップポケットも追加されています。
中綿は入っていませんが、ショットよりも重い36オンスのメルトンは大迫力。アンカーボタンには13個の星が彫刻されています。身幅は細め。
Auralee(オーラリー)
オーラリー(Auralee)は、2015年に誕生した日本のカジュアルウェアブランド。デザイナーの岩井良太氏はフィルメランジェ(フィル・メランジェ、FilMelange、Fil Melange)やノリコイケ(Norikoike)に携わっていたそうで、コンサバだけど遊び心のあるフレンチ寄りのブランドとして期待できそうです。
こちらは、起毛された厚手のメルトンウール地を使用したピーコート。上品で高級感もありますが、ドレス寄り過ぎないこの生地が良いですね。着丈は長めで、身幅もこのブランドらしく余裕があります。日本製。





Fidelity Sportswear(フィデリティ・スポーツウェア、フィデリティー)

メルトンウールのアウターを得意としているフィデリティ・スポーツウェア(フィデリティー、Fidelity Sportswear)は、1941年創業のアメリカのアウターウェアブランド。実際にアメリカ軍にウェアを納入していた本格派ブランドです。
Pコートはフィデリティが最も得意としているアイテムで、各種デザインがそろっています。日本別注されたものは、サイズも日本人向きに。もしかすると、いま最も人気のあるPコートブランドかも。
Schott(ショット)

アメリカもののPコートの代表格であるショット(Schott)は、1913年創業のアメリカのカジュアルウェアブランド。
別記事で大きく取り上げていますので、そちらで各モデルをじっくり研究してください。
Gloverall(グローバーオール、グロヴァオール、グローヴァーオール)

グローバーオール(グローヴァーオール、グロヴァオール、グロバーオール、グロヴァーオール、Gloverall)といえばダッフルコートがすこぶる有名ですが、Pコートも評価が高いのです。アメリカものとは違って、上品な雰囲気が身上。
従来の大人っぽいモデルに加えて、いまっぽい細身のモデルも登場しています。
Mackintosh(マッキントッシュ)

ゴム引きコートでおなじみのマッキントッシュ(Mackintosh)は、1823年創業のイギリス(スコットランド)のレインウェアブランド。
Sandford(サンドフォード)やWinston(ウィンストン)、Broom(ブルーム)などのPコートがそろっています。コンサバで上品なPコートです。
カーコート(ドライビングコート)、ウォーキングコート

その名のとおり車を運転するときや歩くときに着るコートが、カーコート(ドライビングコート)やウォーキングコートです。
デザインはさまざまですが、Pコートに近いデザインのものもあります。着丈は短め。
ランチコート、フライトジャケットB-3などのムートンアウター

ランチコートやフライトジャケットB-3などのムートンのアウターは、温かさと存在感では最高のレザーアウターといえるでしょう。
ムートンコートにもPコート風のデザインのものがありますよ。
他の記事も……


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追記
- (2006年1月4日)商品を追加。
- (2006年9月10日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年10月13日)商品を追加。
- (2006年11月14日)商品を追加、入れ替え。
- (2006年12月16日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年2月10日)商品を追加。
- (2007年4月15日)商品を追加、入れ替え。
- (2007年11月17日)2007年度秋冬最初の更新。
- (2008年3月12日)2008年春夏最初の更新。
- (2008年4月19日)商品を追加、入れ替え。
- (2008年12月4日)2008年度秋冬最初の更新。
- (2009年2月11日)2009年春夏最初の更新。
- (2009年11月14日)2009年度秋冬最初の更新。
- (2010年11月20日)2010年度秋冬最初の更新。
- (2011年12月7日)2011年度秋冬最初の更新。
- (2012年12月1日)2012年度秋冬最初の更新。
- (2013年11月15日)2013年度秋冬最初の更新。
- (2014年11月20日)2014年度秋冬最初の更新。
- (2015年11月25日)2015年度秋冬最初の更新。
- (2016年11月15日)2016年度秋冬最初の更新。
- (2017年11月30日)2017年度秋冬最初の更新。
- (2018年11月20日)2018年度秋冬最初の更新。
この記事へのコメント
モリス
blackwatch
『アルカトラズからの脱出』は残念ながら未見なのですが、ピーコートオンパレードですか! これは必見ですね。
さて、Sterlingwearの件ですが、なかなか難しいご質問です。
まず、Sterlingwearのピーコートについて、私が思う留意点をいくつか。文面より、モリスさんはご存知だと思いますが。
・アメリカ本土では、同じサイズでも "Short" "Regular" "Long" という具合にレングスを選ぶことが出来る。日本で売っているのは基本的にはRegularだと思われるが…。
・6ボタン、8ボタンといっても、それぞれいろいろ種類がある。とはいっても、それらは仕様の違いだけで、デザイン上は6ボタンと8ボタンの2つだと考えていいと思われるが…。
私が持っているのは、6ボタンも8ボタンもRegularです。それらの着丈ですが、5cm弱くらい8ボタンの方が短いですね(立体的な作りなので測り方が難しいのですが)。
で、RegularとShortの着丈の違いですが、こんな表を見つけました。
http://www.sterlingwear.com/sizechart.html
この表を私なりに解釈する限り、RegularとShortの着丈の違いは1.5inch(3.81cm)くらいのようです。ただ、この表の見方が正しいかどうかはよく分かりません。これは6ボタン8ボタン共通の表なのかな。Sleeveが全部同じ長さなのは正しいのか?
というわけで、私のカンだと、着丈の短さを最優先するなら(6ボタンのShortより)8ボタンの方がいいように思いました。正確なところは、Sterlingwear等に直接訊かれるのが一番だと思います(英語でないと通じないでしょうが)。
モリス
私もこの表を見て、スリーヴがみな同じ点が疑問でした。
このチャートで見る限り(shortの欄)Size36で比較してみるとショットと殆ど同じような気がします。
やはり現物を見てみないと始まらないってことですよね。
しかし私の住んでる所は地方なので、ショットくらいが精一杯。
スターリングには現在4パターンのピーコートがあるようですが、
私はディテール的に、6ボタンでキルティングではないオーセンティックか、ナヴィゲーターというタイプに興味があります。
話は前後しますが、「アルカトラズからの脱出」は、ぜひ見て下さい。
ピーコートの着こなしの基本はここからじゃないかってくらいです。^^
私のもうひとつ、好きなジャケットに、
グレーのヘリンボーンのツイードのジャケットがあります。
もうお解かりかと思いますが、
何を隠そうクリント・イーストウッドが好きなんです。
クリント・イーストウッド(ダーティー・ハリーの時)が着てるからカッコイイんであって、
実は金八先生も同じコーディネイトなんですよね。
まあ、それにしても日本で買うと(Sterlingwear)だいぶ高くなりますね。
blackwatch
Sterlingwearの6ボタンのショートなら、36ではSchottよりも着丈が2cmくらい短いくらいでしょうか。出来れば、Sterlingwearの全種類を取っ替え引っ替え試着してみたいところなのですが、それが出来る場所はたぶん東京にもないでしょうね(アメリカにはあるのか?)。
ちなみに、私が持っている6ボタンは、Navigatorです。
さてイーストウッドですが、私も今後注目していきたいと思います。といいますか、いいネタをいただきました(笑)。ありがとうございます。
水野晃雄
たまたまピーコートをかおうとして調べていたら
ここに行き着いてすごく勉強になりました。
細身で黒で小さめを黒の細身のパンツに合わせて襟をたてて
きようかなと考えて探していました。。。
少々迷っています。
この私の着方だとどこがおすすめでしょうか。。。?
ちなみにどこでうっているか教えていただけると。。。
すっかり質問になってしまいました。すいません。
blackwatch
ピーコートを選ぶにあたってまず決めなければならないのが、カジュアルな「アメリカもの」を選ぶか、大人っぽい「ヨーロッパもの」を選ぶかだと思います。これはもう好みの問題です。
あとは、体型ですね。身長や体格次第で、似合うモデルが違うと思います。
例えば、アメリカものの代表格はSchottですが、これは結構サイズにクセがあります。メンズは(なぜか)全サイズほとんど着丈が同じなので、背が高ければ高いほど似合いそうな気がします。背が高くない方にはボーイズがオススメ。
細身という意味では、ジャストサイズを選べばピーコートはたいてい細身だと思いますよ(特にアメリカもの)。
襟を立てるという意味では、私の知っている限りではSchottやSpiewakはたぶん問題なし、Sterlingwearは襟が大きめなのであまり向いていないような……(私は顔も首も華奢なんで、大きな襟を立てると顔が埋没しちゃいます)。あまり大きくない方が、襟は立てやすいのではないかと思います。
というわけで、ドタカン(?)ですが、体型が許せばSchottのボーイズはいかがでしょう? 着丈が短いのが今っぽいと思いますし、全身黒というモードっぽい着こなしにも合いそうな気がします。
売っているお店ですが、これはネットではなく実店舗のことでしょうか? ネットの店ならウチのブログで紹介していますから、実店舗ということでしょうね?
アメリカものについては、東京なら上野アメ横、関西ならアメリカ村や神戸高架下にいくらでも売っていると思います(実は、ウチで紹介しているお店の実店舗はアメ横にあることが多い)。ヨーロッパについては、まずは「セレクトショップ」でしょう。
以上、このような回答でよろしかったでしょうか?
水野 晃雄
今神奈川に行くのでアメ横ですかね。。。
関西出身なのでアメ村や高架下にはよく行きました。
身長が180なのでスコットが似合いますかね!楽しみです。
一度見に行ってみます。
ありがとうございました!
blackwatch
身長が180cmあれば、メンズサイズのSchottも似合いそうですね。頑張って探してみてください。
ちなみに、"Schott" は「ショット」と日本語表記することが多いようです。
goemon
今年からこちらのブログを拝見させていただいてきて、
Pコートに無性に挑戦してみたくなりました(爆)
予算も考えてショットとスターリングウエアオブボストンで悩んでいます。
どちらかと言うと、身長が181cmあるのでショットのメンズサイズかなーと考えているのですが、スターリングウエアオブボストンのものも気になります。。
胸囲が105くらいあるので、後者もサイズ42くらいになると着丈があまり変わらなくなってしまうのですが(汗)
ちなみに着たときの暖かさだとどちらに軍配が上がるのでしょうか?
キルティングのショットの方が温かそうな気はしますが…
blackwatch
SchottとSterlingwear of Bostonを比べると、以下のようになります。いずれも種類はいろいろありますが、基本モデルはこんな感じ。
・生地 → Schottは32oz、Sterlingwearは24oz(32ozのほうが分厚い)
・裏地 → Schottはキルティング、Sterlingwearはサテン(キルティングのほうが保温性は高い)
というわけで、温かさではSchottのほうが上です。もっとも、寒冷地以外の日本では、Schottほどの保温能力は要らないような気もしないではないですが…。
goemon
私の県ですと、冷えても最低気温-5℃とかなので、
そこまで要らないような気もしないでもないですが、
着込まなくていいのもありがたいような気がします。
(暑がりなもので冬の室内は汗が出ます;)
生地が分厚いほうが体型がごまかせるというのもありますかね?
胸囲もさることながら肩幅もかなりあるがっちり体型な物でして…
blackwatch
逆に分厚いコートだと、あまり寒くない日は中を薄着にしても暑すぎたりします。まあ、万能のコートはないということで。
生地が分厚いと、がっちり体型だと着膨れしたりして。まあSchottもSterlingも厚手のウールコートには違いないので、大して変わらないような気もします。
見た目を気にされるのなら、肩パッドの有無や襟の形に注目されたほうがいいのでは? その辺については、↓の記事のコメント欄も参考にしてください。goemonさんの場合、体型的にはSchottでもSterlingでも問題なさそうなので、あとは好みかと。
http://blackwatch.seesaa.net/article/107607537.html
goemon
良い買い物が出来ました。
私はblackwatchさんとは対照的な体型なので(汗)
最近流行の形が体に合わないことが多いのですが
これなら安心して着れそうです。
さすがに最近の流行を思うと丈は長いですけど、
まあ流行に流されることは無い品でしょうから
長く愛用していきたいと思います。
ご助言ありがとうございましたmm
blackwatch
よいお買い物ができたとのこと。私のブログがお役に立ったのであれば、ご同慶の至りであります。
長く愛用してやってください。
Matu
Pコートに興味があります。
お手頃なランズエンドのPコートが良いなと思いましたが、
最近、ユニクロで発売されたpコートも結構、高い評価のようです。
あとはタブロイドニュースのpコートにも興味があるのですが、
ブラックウォッチさんはこの三社のpコートに関しては、どのようなご意見をお持ちですか?
ユニクロは若者向け。ランズエンドはちょっとダボッとしているような印象があります。
タブロイドニュースは良いと思うのですが、費用対効果からいえば、どうかな?とも思います。
何かまとまりがありませんが、よろしくご教授ください。
blackwatch
・ユニクロのヤツは、特に若者向けとも思いません。ただ生地感は劣りそうな気がするので、狙うなら面白みのあるチェック柄かな。ボタンがイカリマークではないですね。
・ランズエンドは仰るとおり細身ではないので、痩せている人向きではないでしょう。全体の雰囲気はこの中では一番Pコートらしいように思います。
・タブロイド・ニュースは、襟が大きくて立体的、それにライニングもキルティングで温か、さすがに一番作りが凝っているように思います。今年のものは着丈が短いのが特徴。
以上、こんなことを思いました。それぞれ特徴があるので、あとは好みだと思います。
youta
まだまだ長生きしてほしいので、もう一着ピーコートを購入するべく色々探してこちらにたどり着きました。私の住んでいる所はお店が少なくて、実際に腕に通せたのはヒルトップのピーコートだけです。フィデリティーのピーコートの生地だけは触ることが出来ました。が着ることは出来ませんでした。両者ともウールが70%以上あるのですが、見た目や、触りの質感が全く違っていて、(フィデリティーは光沢が歩けど、ヒルトップはホントにウール!って見た目ですよね。)ちょっと悩んでいます。ピーコートの素材の良さって言うのは、ウールの%で図るのでしょうか?自分的には高価な買い物なので、長く着れるものを探してます。アドバイスいただけませんか?2社ブランドの違いとか・・・。レディースでそのほかお勧めのピーコートがありましたら是非教えて下さい。
blackwatch
Pコートにもいろいろありまして、大きく「軍用の本格志向」と「街着用の上品志向」に分けられると思います。Schottなどは前者で、Hilltopなどは後者でしょう。前者の場合、ナイロン混紡のものが多いです。
このへんはまさに好みや用途次第でして、どちらが良いかなんて決められません(手打ちうどんとフランス料理はどちらがうまいか、みたいなもの)。ご自身の着こなしの方向性に合わせて、お選びください。
「レディース」と書かれていますが、youtaさんは女性の方なのでしょうか? それとも細身のものをお探しで? いずれにせよ、「マジメな男のマジメ服」というブログ名のとおり当ブログは男性向けでして、レディースの商品については残念ながら私にはよく分かりません……。
フィッシャーマン
買ったのは昭和のVAN(ネイビーでウール90%、ナイロン10%です)。おそらく70年代の「後期VAN」のものと思います。ボックスシルエットで少しクラシックな襟の雰囲気が気に入りました。状態がいい割には格安でした。イーストウッドのようにカッコよく着たいとアレコレ考えてます。
映画では「冒険者たち」のジョアンナシムカスが印象的でしたね。立てた襟の上からマフラーをギュッと巻いてとても可憐でした。
古い話ばかりで失礼しました。
blackwatch
重複していたコメントは削除させていただきました。当ブログのコメント欄は承認制ですので、書き込んだあともしばらくは表示されません。ご了承ください。
映画『冒険者たち』、なぜかいまYouTubeに全編が落ちていました(フランス語版ですけど)。たぶんそのうち消えるでしょう。
そこで確認した限りでは、ジョアンナ・シムカスが着用していたのはマフラーというよりはもっと薄手のスカーフかストールでしょうか(細かいことですが)。彼女はいかにも着こなし上手なフランス人という雰囲気で、好ましいですね。
ノーウエアマン
ちなみに、かなり久しぶりにコメントをしています。
かつて、こちらの記事を見て知ったフィデリティ…現存しているブランドなのでしょうか?
実は個人的に冬のアウターと言えばピーコートなのではないかと思っておりまして、
秋口、それよりも前から公式HPと思しきサイトにアクセスをしているのですが
閲覧することができない状態が長く続いているようで…
もしかして、なくなってしまったのではないかと心配しております。
ただ、今年入荷して取り扱いをしているショップも見かけたことはありますが…
blackwatch
Fidelity Sportswear、アメリカ本国の直近のウェブサイトはここだと思うのですが、ずっと工事中ですね。今年の春までは生きていたようですけど、夏以降はこの状態のもよう。
http://www.fidelitysportswear.com/
日本にはこの秋冬も商品が入荷しているようですが、メルトン地の商品が(以前はアメリカ製だったのに)いまは日本製になっているのが気になります。これが今季からなのかはよく分からないのですけど。
というわけで、実際のところは分かりませんが、何かいろいろと体制に変化があったのかもしれません。