ビームス(Beams)のおなじみ中村達也氏が、2024年秋冬物のヨーロッパ出張レポートをまとめられていましたので、今日はそのご紹介。
中心となるのが、イタリアはフィレンツェで行われているメンズファッションの見本市であるピッティ・イマジネ・ウォモ(Pitti Immagine Uomo)です。近年はピッティ以外で発表するブランドも増えているそうなので、ミラノとロンドンも含めたレポートとのこと。
モードのショーと違って、実際にすぐ活用できそうな現実的な提案ばかりです。いまならセールで来年ぶんの先取り買いができるかも。
- オフホワイト、ライトグレー、ベージュ(キャメル)
- 「2024年秋冬のメインのキーカラーはこの3色になるのでは」
どの色も淡くてとても優しい色合いですね。取り上げられているのはウール系の生地が多そう。ベージュ系の色はステンカラーコートにもよく使われますから、すでになじみ深い人が多いでしょう。
オフホワイトはパンツではなじみ深い色ですが、ジャケットやコートでは新鮮。オフホワイト系のコートは、実はトラッドでもよく使われる色なのです。1990年前後にも人気があった記憶があります。
ライトグレーをどう活用するか、私もこれから考えてみたいと思います。安っぽい生地だと安っぽく見える色でしょう。ウール地もしくはニット製品に特に似合う色だと思います。
- 「英国的な深みのあるトーンではなく、イタリア的な少し明るめに振ったトーンのグリーン」「ミリタリーグリーンのようなラギッドなトーンはサプライヤーの提案としては少なく」
- 「少しスモーキーがかったサックスブルーやライトブルー」
- 「(パープルは)明るめのラベンダーから濃いバイオレットまで」
- 「意外とレッドの提案が見られた」「チラホラ見られたボルドー」
- 「継続して打ち出されているオレンジ」「(イエローは)マスタードのような濃いトーンは少なく、明るめのトーンが多い」
- 「ブルーやグリーン系のニュアンスカラー」
秋冬なのに、軽めの色合いが多いのが特徴かと。スモーキーな色が多い中で、個人的には最近着ていないレッドが気になりますが、どうなりますか。
- 「最も多かったのがバルカラータイプの(ウール系オーバー)コート」「ゆったりしたフィットで長めの着丈というのが、もはや定番」
- 「ストライプのスーツが少し戻って来ています」
- 「タートルネックの打ち出しは変わらず多かった」
- 「ケーブル、アーガイル、ボーダー、ヘリンボーン、幾何学柄、その他諸々。今回は柄のニットが本当に多く見られました」
- 「英国調の柄は引き続きとても多かった」「大柄のものが増えていて、かなり大柄のものも」
それから、80年代(1980年代)から90年代(1990年代)にかけて人気のあったイタリアのフェイ(Fay)のファイヤーマンコートが、復活傾向にあるとのこと。ここ20年くらい見かけなかったコートですから、新鮮味があると思います。金属製のフックが特徴。
さて、今回は特に色遣いの特徴が多く上がっていまして、なんだかんだ言ってやはり重要なのだなと。ところで少し前にFine(ファイン)という雑誌のスナップ集が発売されていたのですが、この表紙がなんとも小汚くて(失礼)、印象に残っています。
ひとり一人の着こなしを見るとまあ普通なのですけど、集団だと「圧」を感じてしまうのでしょうか。色落ちしたデニムとオリーブドラブ色の服が多いと、どうしてもこういう印象になってしまいます。

ピッティの公式のスナップ集がありました。やはり小ぎれいです……。
前回の傾向はこちら。1回飛んじゃいましたね。
それでは。
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