長く着続けられる服、とな?

メディアなどでいわゆる「ウェルドレッサー」の人が「これは20年前に買ったコートなんですよ」みたいなこと言っているのをしばしば目にしますが、20年間同じように着続けているかというと、たぶんそういう服は少ないと思うのです。

買ってから数年間は着たけれど、そのうち着なくなってタンスの肥やしに。でも久しぶりにタンスから出して着てみたら、流行が変わって悪くなかったので「復活」させた……そういう服が多いのだろうと想像します。

ビームスBeamsのおなじみ中村達也さんのこの記事も、そのような主旨かなと。

何十年もずっと着続けることはできないけれど、持ち続ければまた着られる時が着るかもしれない、ただし着られる時が来たとしても買った時と同じ気分で着られるかどうかはわからない

とりあえず保持しておけば自然に「復活」して着ることがあるかもしれませんが、問題はタンスの容量には限界があること。「こんまりメソッド」だと、捨てちゃうことになりそうな……。

普通は10年着ない期間があればそこで処分してしまい、ずっと持ち続ける人はかなり少ない

でも、タンスの肥やしの服の中から「宝物」を発掘したら、すごく得した気分になってうれしいのですよ。その気分を味わいたくて、またタンスの肥やしが増えていくという……。

手持ちの古い服をご紹介

私が持っている服の中で、20年以上くらい前に購入したものを挙げてみます。他にもありますが、とりあえず目立つ服を。

Gloverall(グローバーオール)のMonty(モンティ)555
Gloverall(グローバーオール、グロヴァオール、グローヴァーオール)のダッフルコート、Pコート(ピーコート)

00年代(2000年代)初頭にイギリスの公式サイトから個人輸入。グローバーオールはかなり早くからネット通販に力を入れていた記憶がある。

現行のMontyはトグルが3つだが、当時の型番555はトグルが4つ。こちらのほうがコンサバっぽい気がしないでもない。色はベージュ系。

スリムフィットの時代になってからは着ていなかったが、久しぶりに着るとちょうど良い。ただ、老体の身にはちょっと重い……。

ちなみに、90年代(1990年代)にもグローバーオールのMonty型を持っていたが、そちらは現存せず。

Biesot(ビエゾット)のダッフルコート

00年代初頭に原宿のディストリクトDistrict購入。オランダ製でオランダのブランドなのかな。Monty型に近いのだけど、トグルが2倍付いている。

スリムフィットの時代にはやはりお休みしていたが、いまはちょうど良い。上のMontyほどは重くない。私が持っているのはネイビー。

David Marsh(デビッド・マーシュ)のラグランコート

00年代初頭にトゥモローランド(Tomorrowland)で購入。ダブルブレストだけど比翼仕立てなので、トレンチとステンカラーの中間のような見た目。淡いカーキ色で生地はコットンギャバジン系か。スーツに合わせてよく着ていた。

例によってスリムフィットの時代はお休みしていたが、近年はすっかり復活。カジュアルにも着やすい。

「マッキントッシュに並ぶ英国コートメーカー」だそうだが(イギリス製)、いまはどうなっているのかよく分からない。このアーカイブ記事に少し説明がある(このコートはふつうのステンカラー)。

Barneys New York(バーニーズ・ニューヨーク)のウールカシミアコート
Barneys New York(バーニーズ・ニューヨーク)

やはり00年代初頭に購入。ラグランスリーブで比翼仕立て、クラシックフィットのステンカラーコート。スーツ用にネイビーとブラックの「色ち買い」を敢行。イタリア製。

シルエットはまさにイマドキだが、生地が上品でカジュアル向きとはいいがたい。いまの私はスーツを着ないから、これも着る機会がない。もったいない。

Hackett(ハケット)のチェスターフィールドコート

90年代(1990年代)中頃に購入。日本製。ゴージが低く肩パッドがかなり厚め、色はチャコールグレー。スーツ用に購入。

今後注目されそうなシルエットだけど、私はもう着ない気がする。私にはあまり似合わないし、ブリティッシュ型だし。

テーラードジャケット、ブレザー、スーツ

I型のジャケットやスーツを初めてビスポークでつくったのは00年代前半。いろいろあるのだが、長くなりそうなので今日は割愛。

とりあえず、I型ジャケットは当時からずっと第一線で活躍してくれている。

Allen Edmonds(アレン・エドモンズ)Alden(オールデン)の靴
Allen Edmonds(アレン・エドモンズ)

このへんの靴を初めて買ったのは、00年代初頭。第一線でずっと活躍している靴もあれば、ぜんぜん履いていない靴も。

中でも特によく履いているのは、オールデンのタッセルローファー。20年履いても取り立ててくたびれていないから、つくりも丈夫だ。

最後に

マンガで読む人生がときめく片づけの魔法
Amazon.co.jp
アソシエイト

昔からある定番的な服は、いったん着なくなっても復活する可能性は高い……、というありきたりな結論になるのかなと。最終的にはタンス容量との「勝負」。そうそう、体型をある程度は維持する必要がありますね。

流行が変わったときにはお直しする手もありますが(細身短丈とか)、流行がさらに変わったときに元に戻しにくくなる欠点もあります。このへんの判断も難しい。

そういえば、やはり00年代初頭に購入したバラクータBaracutaもあったのですが、カビさせてしまったのだなぁ。もったいない。

楽天市場のお買い物マラソン!

楽天市場さんのところでは、恒例のお買い物マラソンが始まります。ポイントがたくさん付与されますよ。1月28日)の1:59まで。

最近のキャンペーンはエントリーが必要なのです。こちらの記事で忘れずにエントリーしてください。

楽天市場キャンペーン
↑ クリックで店舗へ

そのほかのセール情報は、こちら。

それでは。

人気Blogランキングなるものに参加することにしました。ご協力よろしくお願いいたします……。

メンズファッション ブログランキングへ←この記事が面白かった方は、ランキングのバナーをクリック

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック