
リック・アストリー(Rick Astley)の1987年のヒット曲“Never Gonna Give You Up(ギヴ・ユー・アップ)”、何かと話題になる曲なのでご存じの方も多いでしょう。ファンの人が高画質版ミュージックビデオをつくっていました。
久しぶりに(何十年ぶりに?)このビデオを観て私が思ったこと。リック・アストリーの着こなし、フレンチ・アイビーじゃね?
フレンチ・アイビーとはなんぞや? と訊かれてもいまいち答えにくいのですが、このへんの記事で過去に取り上げています。

このビデオの中で、リック・アストリーは3種類の着こなしをしています。どの着こなしもいかにもフレンチ・アイビーっぽくて、素晴らしい。
- ダブルブレストジャケットにストライプ柄ポロシャツ(ポロセーター?)
- ステンカラーコートにタートルネック
- 両胸ポケットのワークシャツにブルージーンズ
靴はよく見えませんが、少なくともダブルブレストジャケットの着こなしではウイングチップを履いているようです(冒頭でちらっと見える)。
すべての着こなしにおける重要なアイテムだと思うのが、実はベルト。プンターレ(剣先の金具)が付いたウエスタン調のベルトに見えます。この手のベルトは、80年代(1980年代)から90年代(1990年代)前半にかけて人気がありました。60年代(1960年代)くらいの往年のアイビーな着こなしには使わなかったはず。

ウエスタンとはあまり関係がない着こなしにも使っていた人が多かったと記憶しています(ウエスタンスタイル自体も人気がありましたが)。当時の私も使っていましたよ。この記事の右の人がウエスタンベルトをしていますね。
いま買うならどういうブランドのものを選ぶべきなのかはよく分からないのですが、とりあえずやや細めがフレンチ・アイビーっぽい(というか80年代っぽい)。
さて、この曲がヒットした当時は、私がアメリカのヒットチャートの曲を熱心に聴いていた時期でもあります。「なんて能天気な曲……」というのが当時の私の感想(まあいまでもそう思います)。当時の私は、ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)みたいな音楽のほうが好きでしたね。
リック・アストリーはいまも現役でして、近年はすっかり実力派という感じ。もともと歌はうまい人でしたし。
それでは。
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