今日の商品は、軍隊の本物の放出品(払い下げ品、サープラス商品)です。値段は安いのですが、新品なのにしわくちゃだったり、謎の汚れがあったり、つくりが荒っぽかったりしますので、ご了承ください。
BDUは “Battle Dress Uniform” の略で、80年代(1980年代)から00年代(2000年代)くらいまで使用された戦闘服。使用された時代が比較的新しいので、新品のデッドストックでもまだ安価に入荷しやすいのです。パンツと組になっているのですが、今日紹介するのはジャケットです。
デザインは、身頃前面にマチ付きのポケットが4つ付いて、シャツ襟仕様。クセのない無難なデザインといえるでしょう。基本的に裏地のない薄手の仕立てですので、この上に何か着ない限り冬向けとはいえません。中に厚着をすることはあまり想定していないようで、つくりは意外に小さめです。
仕様は大きく初期型・中期型・後期型と分かれているようでして、初期型はとにかく襟が大きいのが特徴。後期型は身頃のストラップがなくなっているとのこと(それ以外は中期型とほとんど変わらないように見えます)。中期型以降はリップストップ地が主のようです。
柄については、一番有名なのがウッドランド・パターンの迷彩(カモフラージュ)でしょう。その他、各種迷彩柄と、オリーブドラブの無地、そして1997年のみつくられたというブラックもあります。
XS、S、Mといったサイズのほか、それとは別に着丈もRegularやShort、X-Short、Longなどが選べます。着丈はものによってけっこう違いがあるようなので、実寸を参考にしたほうがいいのかも。
レプリカもいろいろ登場していますが(ユニクロもつくっている)、デッドストックのほうが面白みがあるかなと。いまはまだ入手が容易ですし。
ちなみに私は評価用に2着入手してみましたが、初期型オリーブ・ドラブのものの縫製の荒っぽさには参りました……(もうちょっとキチンとつくろうよ)。もうひとつの中期型ウッドランドカモのほうは普通の出来でしたけど。
この手のジャケットの着こなし方ですが、私としてはキレイな色を合わせて武骨さを和らげたいですね。赤いセーターとホワイトパンツ、みたいな。黒を合わせて都会的にまとめる手もあるでしょう。
最近は4ポケットジャケットが注目を集めているそうで、そういった意味でも注目です。ただし、高級感を期待してはダメ。着こなしで補ってください。
なお、M65型フィールドジャケットを集めた記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。
Engineered Garments(エンジニアード・ガーメンツ)のLoiter Jacket(ロイター・ジャケット)
鈴木大器氏がデザインするエンジニアード・ガーメンツ(Engineered Garments)は、1999年に誕生したカジュアルウェアブランド。ネペンテス(Nepenthes)の兄弟ブランドといっていいのかな。大人っぽいアメカジをやるなら、今このブランドは外せません! アメリカ製。
Loiter Jacket(ロイター・ジャケット)は、いちおう3つボタンジャケットのようなデザインですが、シャツのような一枚仕立ての簡易なつくりなのが特徴。身幅は余裕があって着丈は少し短め、ノーベント仕様。
こちらは、パッチワーク仕立ての面白いLoiter Jacket。トラッドなレジメンタル柄、ポップなドット(水玉)柄、それに夏気分のハワイアン柄があります。薄手の仕立てで春夏向き。
なお、テーラードジャケットを集めた記事がありますので、そちらも併せてご覧ください。
それでは。
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