
先日までパリやミラノなどで2020年秋冬コレクションが行われていました。アメリカのヴォーグ(Vogue)誌が注目点をまとめています。
以下に簡単に内容を紹介しますが、逐語訳ではなくほとんど私自身の感想です。正確な内容は元の記事を参照してください。元の記事を見ないと写真がないので分かりにくいと思います。
- Crystals With a Couture Spin
凝った生地や装飾を採用した服。とりあえず、高価でクリーニングがたいへんそうな服とはいえそう。
- ’70s Swagger
70年代(1970年代)風の、その中でも派手めの服。ミック・ジャガーとビアンカ・ジャガーという当時のスターの名前が挙がっています。
- Fur Coats
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毛皮のコート。昨今のご時世(?)もあるのか、人工毛皮が多いように見えます。ちなみに『絵本アイビーボーイ図鑑』にも載っていますが、昔のアイビーリーガーはラクーンコートを着る伝統があったのです。
- A Total Print Takeover
全身総柄。トラッドの世界ですとバティック(ろうけつ染め、ジャワ更紗)柄が有名ですが、スーツはあまり見ないような。
- The Silhouette Is Slim
ここ数年はビッグシルエットが優勢でしたが、スリムシルエットが復活しています。
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Everyone at Pitti Uomo Dresses Like This Now
テーラー仕立てのキチンとした服。こういうのも復活しています。
- Leather Daddies Are Back
全身皮革。全身はさておき、表革(スムースレザー)の服は新鮮だと思いますよ。近年はそんなに人気がありませんでしたから(ライダースジャケットは先行して人気がありましたが)。
- All-White Everything
全身白(「全身」が多いな……)。全身はさておき、白っぽい服、特にコートやブルゾンはこれから人気が出ると思います。1990年前後にも人気があった記憶が。
- Show Some Thigh
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秋冬だけどショーツ。ブーツもしくは靴下と合わせるのがキモ。靴下のほうはトラッドスタイルではおなじみですが、ブーツのほうはなかなか見ませんね。女性のミニスカート+ブーツ姿に似ているかも。
アクセサリーをまとめた記事もありました。私が気になったのは、ブーツと大きな鞄(トートバッグやボストンバッグ)あたりでしょうか。
近年の流行のキーワードは「ストリートスタイル」「ビッグシルエット」「アスレジャー」「ノームコア」あたりでしたが、揺り戻しが来ているようです。流行の大きな転換点に差し掛かっているのかもしれません。
昨季の記事は、こちらです。
それでは。
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