先日までパリやミラノなどで2018年春夏メンズコレクションが行われていました。アメリカのヴォーグ(Vogue)誌が注目点をまとめています。
以下に簡単に内容を紹介しますが、逐語訳ではなくほとんど私自身の感想です。正確な内容は元の記事を参照してください。
- Suits of Every Shade
いろいろな色のスーツ。とても仕事には行けそうにないように感じますが、実はバブル期には普通の日本のサラリーマンも紫やグリーンのスーツを着ていたのです。そういう時代が再び来るでしょうか。
- Isn't It Rich?
女性服で使われるような華やかな柄や色の服。
- Surf's Up!
アロハシャツ、もしくはそのような柄の服。アロハシャツはここ数年かなり注目されているように思います。
- High Riser
股上の深いパンツ。トップスはタックインしたくなります。ちなみにヴォーグの記事でも触れていますが、パンツの股上が深くなるとベルトサイズも変わりますよね。お腹が出ている人はそうでもないのかな。
- Real Men Wear Jumpsuits
ジャンプスーツ、いわゆる「つなぎ」。自動車整備士みたいな人が着ていそうな服です。この数年ひそかに注目されていて格好良さも分かるのですが、日常生活ではあまり機能的とはいえないかも(着たことがないのでよく分からない)。ちなみにこれ、女性服のワンピースに相当しますよね。
- Looking Rad Dad
お父さんみたいな恰好。dadcore(ダッドコア)と命名されています。ノームコア(Normcore)の延長線上にある格好といえそうです。
まあ、業界人でもない普通のお父さんなら、流行はなんであれこんな格好でじゅうぶんだと思いますよ。
- The Great Outdoors
アウトドアスタイル。今さら取り上げるまでもない定番スタイルという意見もありそうですが、2000年代前半くらいはぜんぜん人気がなかったのですよね。
- He Wears Short Shorts
丈の短いショーツ(ショートパンツ)。この清潔感と若々しさが魅力なのでしょうが、オジサンが穿くのはちょっと勇気が要ります。
- Everybody in Skirts
男性が穿くスカート。LGBTの人はさておくとして、ノンケの男性がスカートを穿くようになるためには「機能性」が評価される必要があると考えます。例えば、女性用のワンピースのスカート姿は、確かに夏には涼しそうではあります。
- We've Got the Tapes
テープやリボン状のメッセージの入った服、ということかな。こういう服は、コンサバな人にはオススメしません(当ブログでもほとんど紹介しないでしょ?)。もちろん、よほど訴えたいことがあるのならその限りではないのですけど。
- Wider and Weirder
太めのパンツ、いわゆるワイドパンツ。私も、この1年くらいで少し太めのパンツを穿くことが多くなりました。もちろん細めのパンツも穿くのですけど、太腿がピッチリしたパンツは穿かなくなりました。
記事のdadcoreのところで触れられていますが、今季はバレンシアガ(Balenciaga)が印象に残りました。こちらは、肩パッドと柔らかい仕立てがいかにも80年代的なジャケット。こういう人は、80年代(1980年代)末から90年代(1990年代)にかけてよく見た印象があります。
こちらは、90年代のあまりお洒落に気を使っていない人っぽい。
ゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)のこちらのルックも、dadcoreというかノームコアというか、そんな着こなし。
このストーンウォッシュのジーンズを見て思い出しましたが、リーバイス(Levi's)のシルバータブ(Silver Tab)が復活するらしいですね。それとエドウイン(Edwin)のニュートン・スリム(Newton Slim)とかも(これはメンズも復活するのかはよく分からない)。
いずれも80年代末くらいに登場して、ストーンウォッシュとテーパードシルエットが特徴のジーンズだったと記憶しています。まあこれがコンサバの人向けなのかどうかはともかくとして、こういうのが復活する気持ちはよく分かります。
- 《EDWIN》から80’sの人気デニムがリバイバル! | TRILL【トリル】
- 2017年のFDG(エフデジェ) by 山下 英介 | REVIEW | いま、着たいデニム。 | Amvai(アンバイ)
昨季の記事は、こちら。
それでは。
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