
先日までパリやミラノなどで2017年春夏メンズコレクションが行われていました。アメリカのヴォーグ(Vogue)誌が注目点をまとめています。
以下に簡単に内容を紹介しますが、逐語訳ではなくほとんど私自身の感想です。正確な内容は元の記事を参照してください。
- Bold Shoulder
広い肩幅。これは肩パッドが入っているということですね。以前から当ブログで言及していますが、肩パッドは復活した80年代(1980年代)スタイルの最後の大物(?)だと思うんですよ。80年代のアルマーニ路線には欠かせませんし、本格的なブリティッシュスーツにもそれなりの肩パッドは絶対に必要です。肩パッドが復活しないと、流行が前に進まない感があります。
- Beach Baes
花柄などの派手な柄で、特にショーツに使われています。面積の小さなショーツだと大胆な柄も比較的着こなしやすいはず。
- Pack Men
リュックサック、ショルダーバッグ、ボストンバッグなどの大きな鞄。スポーツ風だったりミリタリー風だったり。
- High Waters Run Deep
短丈パンツ。この流行も長いですね。ロールアップ人気も根強い。これらは80年代スタイルとは全般的に相性が良いと思います。
- Army Strong
-
迷彩(カモフラージュ)柄。この流行も根強い。
- Sheer Ambitions
トランスペアレント、つまり透けたトップス。これはあまりコンサバスタイルには関係なさそうかなと。
- Spots On
ヒョウ柄。これはコンサバスタイルでも着こなしのアクセントとしていちおう使えなくはないかなと。主に小物でしょうが。
- Parkas for Recreation
機能的なアウトドアパーカー類。この手のスポーティーな服は近年人気がありますね。
- All Tied Up and No Where to Go
ボンデージなどのBDSM系ファッション。まあこれもコンサバスタイルにはあまり関係なさそうだなと。
- Stripe Dreams
-
ボーダー柄もしくはストライプ柄(英語だとどちらもストライプですけど)。まあ基本柄です。
- And It Was All Yellow...
黄色(イエロー)。ここ数年イエローやマスタードは人気色だと思います。
- Totally Waisted
深い股上のパンツ。トップスはタックインが似合います。これも80年代の特徴ですし、30年代(1930年代)や50年代(1950年代)あたりの着こなしも想起させます。
- Onesie Upon a Time
「つなぎ」あるいはジャンプスーツ。早い人は数年前から注目していたアイテムのように思います。
- A Bigger Splash
模様が出るようにブリーチされたデニム。ストリートスタイル的ですけど、上品なものならコンサバにも合わせられるでしょう。
上記の中でもコンサバな人にとって重要なのは、肩パッドと深い股上のパンツでしょう。この20年くらい肩パッドが薄い時代が続きましたので、特に肩パッドが苦手な人が多いのではないかと想像します。
でも、適度な肩パッドも悪いものではないと思うのですよ。特に頭が大きめの人にとっては、ある程度の肩パッドがあったほうがバランス良く見えると思います。
それでは。
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